歩みが遅い甲木の私
40代後半にもなると、時々これまでの人生を振り返ったり、今の現状を嘆いたり、人生後半をどうするか考えたりすることが多くなりました。
そうした結果、理想とする人生はまだ手に入ってないけど、段々と近づいているような気はしてきました。
自分の人生を振り返って自己採点すると、20代は80点くらい採れてると思います。
家業が倒産して両親が夜逃げするという悪条件の中、大学在学中から働きまくって無事卒業したし、卒業後もアルバイトで貯めたお金で語学留学したし、海外旅行も沢山、恋愛もそこそこした、勉強も頑張って資格も3つ取った。
遊びも勉強もフルスロットル!
その結果は、傍から見たら大したことないかもしれないけれど、私があの時点で出来る精いっぱいのことはやった、という感はあります。
誰が何といおうと、本人的には大満足。
ところが30代は…となると、満足度は一気に下がって40点くらいかな。
30代に入って「そろそろまともな道を行った方がいいんじゃないか」なんて柄にもなく焦って、向いてないサラリーマンになってしまったことで、完全に陰転してしまった天将星の暗黒時代。
とにかく毎日悶々としていましたね。
仕事も続かなくて、随分と遠回りしました。
でも、それも決して無駄にはなってないと今は思います。
雇われに向いてないとハッキリ知ることが出来たし、会社勤めで得た知識は今も役に立ってます。
特に税理士法人に勤務していたことは私の財産になっていて、何が良かったって、自営業になった今、確定申告が楽勝!
何なら法人成りしても、自分で決算書作成出来るくらい余裕。
人生は何が幸いするか分かりません。
35歳から自営業始めて、それからちょっと持ち直して、40代の前半までは65点くらいかな。
なんだかんだ言って、こうしたいなぁと思ったことは叶えて来て、結果は完璧に理想通りとはいかないけど、そこそこ実現できている状態。
この『そこそこ』というのが、私の天将星が陽転し切れていない証拠かもしれません。
でも理想に近づいていることは確か。
難点は、とにかく歩みが遅いこと。
でも、ふと思ったんです。
「この歩みの遅さは私の日干が甲だからか?」
算命学で言う十干は下記の通り。
甲乙丙丁戊己庚辛壬癸
これの最初の『甲(きのえ)』これは大木を表します。
樹木は急に大きくなりません。(竹は除く)
四季のある日本では、樹木は毎年1つずつ年輪を増やしてゆっくりと成長します。
(ちなみに季節の区別がない熱帯地域などでは、年輪は確認できないそうです)
これがもし、急成長してヒョロヒョロと上にだけ伸びて行ったら、何かの拍子にポキンと折れてしまいます。
実際、日干甲の人は一度折れてしまうと、再起が難しいとされています。
そう考えると、私の歩みが遅いのも仕方ないか、と思えてきます。
同年代で輝かしい業績があったり、大活躍している人を見ると、「それに比べて私はしょぼいなぁ…」なんて時々思いますが、人と比べても仕方ありません。
同じように焦ってる日干甲の人が他にもいると思いますが、少しずつでも前に進んでる実感があれば、きっと大丈夫。
目に見える成果が出ない時は、将来の成長のために地下に根を伸ばしているのですよ。
大器晩成と信じて、お互い頑張りましょう。