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68歳note。笑ってしまったメール。

 68歳、入社351日目。
 営業と開発がまだまだ続く日々。驚いたことがあった。こんなことを書くつもりもなかったのだが、「この日一番」を思い出しているとこれだった。長かった都内でのフリーランスの経験は、会社員では経験できないことを多く経験できたと思っている。商社マンや生地屋さんにはかなわないかも知れないが、沢山の会社を見ることが出来た。しかも深く。一言でいうとアパレルの会社は、「千差万別」だ。

 一昨日送ったメールの返事が今日、返ってきた。驚くと同時に笑いと怒りが込上げてきて、少し読んでから閉じた。こちらが買い手です。対応は営業担当だと思います。一つも情報が得られませんでした。売りたくないのだろうか。そういえば確かこういうやつ沢山いました。かっこいいだけでアパレルに入って、変に気取ってやがる奴。大卒なのに頭の中身が空っぽの奴。電話でも一昨日少し話が出来ていました。なんだろう鼻息が聞こえ、しゃべり方に変な特徴があった若い奴だった。人それぞれだし、向うの状況も全く分からないのでその時は気にはしていませんでした。

 メールでは、こちらの情報も簡潔に伝え、ホームページのURLも貼り付け、箇条書きで取り急ぎ知りたいことも書いた。営業なら十分な入口は提供できたと考えている。社長には、情報を開示しすぎだと注意されるほどだ。狙いは、「弊社とは十分に商売になりますよ。」アッピールをしておいたわけだ。
 「御社の事を教えて下さい。」ときた。
 「価格は、それぞれ違いますのでどれが欲しいか指示してください。」
 「提案と言いましても、どんな物を作られてるか分かりませんと。」
 頭おかしいのだろうか。忙しいのだろうか。売りたくないのだろうか。メディアに取り上げられているので「知ってますよね。」なのか。殿様商売をになってしまっているのだろうか。考えられない反応に笑ってしまった。
 1.弊社のホームページを見ることもなかったのだろうか。
 2.見る時間が無いほど忙しいのか。
 3.提示した弊社の数字が面白くなかったのか。
 4.「どれが欲しいか言ってくれないと価格は提示できない。」とは。
 5.話を打ち切りたいのか。
 経験の無い私の営業よりも数段酷い。箇条書きの質問の横に色を変えて答える答え方も気に入らない。しかも質問に答えていない。CCに上司だろうか、一つアカウントが加わっていた。これで怒られていないのなら上司も大したことないだろう。百歩譲って、もし、企業秘密が多いので話せないことが多いとしても、これじゃどうやって売るの。

 辛口で申し訳ない。m(__)m←懐かしい。

 電話、メールの書き方、言葉遣い、フォントの選び方。それらだけでもいろいろと相手を感じ、知ることが出来る。これも経験の賜物か(笑)。しゃべり方、目配り、しぐさ、相槌の打ち方、足の揃え方、靴の光り方。いろいろと人を感じるものは沢山ある。ですよね。欲しいものだが、大したことない相手であることを感じてしまって、どうにも萎えてしまった。しかし、今日返信したわけだが、最初の知りたいことを言葉を変えて、順序を変えて、口調を変えて返信した。また、同じことが返ってきたら辞めることにする。

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