そろそろこのことについて書いてみようか、どうしようか

 遡ること約30年と少し前、東京都某所の産院にて。私は16時前頃にこの世に出てきたらしい。初めて与えられた体の重さ、即ち体重は3600g。そこからすくすく成長し、誰もが目を留めるビジュアルで可愛らしさを振り撒いていたのは4歳、5歳までだったか…。その後成長曲線はどんどん弧を描き右、斜め、上へ、上へ。

 今写真を見返したらそうでもないの。当時親から、親戚から、色々言われて多少気にしていたその見た目、今見たら、それもまた可愛いじゃないの。って思うんだけど、何せ、黄金時代(5歳まで)が可愛らしすぎたから、確かにこんなはずじゃなかったと大人達が思うのは致し方ない。それも今なら頷ける。

 機嫌が悪ければ納豆ご飯を食べさせておけばいい。

 これは両親が私が大人になってからもよく話していた思い出話のひとつ。幼少期の私はとにかく納豆ご飯とブランコが好きだったらしい。公園のブランコから引き剥がされ泣きながら帰宅した子どもの私は、納豆ご飯が出てくると泣き止んで、しっかり食べて機嫌を直していたという、そんな話。納豆が食卓に並ぶと今も思い出す。その話をしつこく繰り返していていた父はもう他界して、邪魔くさがることもできないのが、今少し寂しい。

 何が言いたかったかというと、とにかく子どもの頃から、ご飯が好きだった、食べることが好きだったってこと。

 とりあえず書き始めはこんな感じで。

 つづく。