ワタシと西洋医学と東洋医学と
鍼灸あん摩マッサージ師になるためには、
専門学校や大学で最低3年間でもって
定められた課程を修了することで
国家試験を受けても良いよという仕組みで、
その課程ってのには座学による学問的知識の習得と、
臨床的技術の習得か必要で、
座って学ぶ方の学問的知識ってのは、
「西洋医学」と「東洋医学」と、この両方の知識を身につけることが求められます。
誰かを喜ばせるってことは同じだからってことで、
YouTuberになる。
ってのと、
落語家になる。
ってのを両方同時に学ぶ。
変な例えではありますけど、
ま、そんな感じといえばそんな感じ。
変な例え繋がりだと、
ワタシはわなんとなく落語っぽい東洋医学が好きなタチなんですけど、
時代の流れのYouTubeのことだって落語家はちゃんと知ってなきゃダメというか、
知ってることで落語も豊かになることもあるわけで、
YouTuberだって古典的な芸能から学ぶこともあるはずで、
そんな関係性がありそうな学びの中の、
全世界の主流であるYouTuberっぽい西洋医学とは、
そもそもで、なんなんだっけ?
なんてことを東洋医学好きなタチな人として
感じとってることを書いとこうと思います。
西洋医学では解剖学と生理学が代表されるというか、
基礎中の基礎になります。
人体のことをちゃんと理解しなさいよってことですね。
解剖学を例えるなら、
地図を理解するように人体を理解してく感じかなぁって。
今、立ってる場所から見える景色には限りがあるから、
先人たちの努力の結晶によって、
自分の目では届かない世界が地図には示されてますよね。
生きてる人間を切り刻んで見ることは出来ない人体の世界を
解剖学という地図を通して理解させてくれます。
例えば、
ワタシが愛してやまないスティックアイスのガリガリ君。
カレの製造元は赤城乳業さんなわけですが、
その赤城乳業は埼玉県の深谷市に本社があって、
本社建物の構造は鉄筋コンクリートで何階建てで
中を覗くとフロアごとに部署があって配置はこんなで、
ここんとこの商品開発部ではデスクのレイアウトはこんなんなってんの。
で、本社近くには製造工場があって、
ここにこんなマシーンかあって、
ラインが何本あって、、
みたいなにして日本地図の中に赤城乳業はどこにあって、
さらに赤城乳業の中をグッと覗き込んで、
詳細なマップにして理解をしてくイメージ。
人体の話に戻すと、
見たくてもそうそう見ることが出来ない人体の中には血だらけの世界があって、
臓器、骨格、筋肉、脈管、神経なんかの場所と構造を
血にまみれることなく理解する。
そんな感じの解剖学。
生理学行きます。生理学は赤城乳業の仕組みを学ぶ。
んじゃあ、あのガリガリ君は、
どんなオートメーションによるマシーンを用いて
どんな工程でもって作られてんのか。
原材料はなんなの?
それはどこから仕入れてんの?
で、どれくらいの量を仕入れてて、
どんだけ製造してんだろ?
1日に何本作ってて年間何本?
あ、まるごとみかんって商品も赤城乳業が作ってんのよ。
てか、商品開発部って具体的にはどんな仕事してんの?
という感じで、
赤城乳業の場所や内部構造なんかは解剖学に教えてもらうなら、
赤城乳業ってなにしてんの?
何をどれくらいどんな風に作ってて、
誰にどうやって売り、どんな利益の構造なの?
赤城乳業は世の中にどんな感じで貢献してるのか。
みたいにして仕組みを学びます。
これを人体の臓器に変えれば、
この臓器の役割ってなに?
どんな仕組み?
それが人体にどう貢献してるのか?
そんな感じの学問だったりします。
この2つの学問、大事すぎますよね。
ちょっと失礼な例えですけど、
不良品のガリガリ君が世に出ちゃったとした時、
それが出ちゃった問題ってなんなのか?
ってことを至急に探さないといけませんよね。
まず何しろ原因の工程をすぐに止めて、
新たな不良品を出さないために応急処置をして、
再発防止のためにそこを改善しなきゃいけない。
どこの工程だ?
マシーンの不良か?
人のミス?
この辺を探すにはまず赤城乳業における
生理学が頭に入ってなかったら見つけようがありません。
生理学による仕組みがわかっていれば、
(ん、ここに問題がありそうだ。)
って目星をつけたらで、
その問題の部署なのかマシーンなのかにサッとたどりつかないといけないわけです。
これには解剖学が必要になるわけですよね。
場所が明確に地図で示されていれば、
サッと問題の部署の改善に入れる。
時間ばかりを費やして問題は止められなければ
問題を大きくしちゃうかもしれない。
こんな例えを使うのは、
人体の病気に対処する医療と
経営の問題に対処するビジネ(会社経営)は共通してるよなって
専門学校で学んでる時からつくづくに思うんです。
会社は「法人」っていうくらいですから、
法のもとの人であって、
人間という人と同じように、
どんなに頑丈そうな会社でも健康でいられる保証なんかあるわけもなく、
常に病魔に侵されるリスクを伴いながら会社は生きてる。
会社という法人の病を治療するには
治療の基礎中の基礎であるところの
会社の解剖学と生理学がわかってなければならない。
それは経営者だけじゃなくて、
社員みんなが理解するのが健康経営で、
社員が自社の解剖と生理を解ってれば、
問題の箇所なんかすぐにわかる。
すぐに対処できる。
というか、
問題になる前に対処ができる。
予防がうまい。
これが経営者だけの知識だったりすると、
または経営者が社員に対して隠してたりすると、
ちょっとした病気でも、
気づかなかったり放っておかれたりして、
病気は悪化する。
一つの部署にとどまらない。
転移する。
手遅れになると、、
死亡。
倒産です。
同じではないんですけど、
似てますよね。
人間という人と、会社という法人。
ワタナベシンイチという全世界を見渡しても
同じ人体は存在しない唯一無二の人体に起きてる事実は、
目という部署に問題が生じた。
それは緑内障という問題らしい。
その問題を解決するために、
目薬という化学薬品によって問題が大きくならないようにケアしていたが、
目に刃物を刺す手術という手段をつかって、
修繕工事を行った。
その工事の前後7日間程度は休業した。
1回修繕工事をすれば問題は解決するかと思ったら、
(なぜか、)
また同じ部署の目で問題が生じる。
それから7回もの工事をした。
今は目という部署は過度な工事による劣化が生じて、
機能は確実に悪くはなったものの部署として最低限の役割を果たしている。
目の機能を補うべく他の部署が助け合って、
全社一丸となってワタナベシンイチは生きている。
ワタシという法人のような人に起きてる事実は、
唯一無二。
こんなワタシのどうでもイイような話の中に、
西洋でも東洋でもなく、
医療を学ぶことの中での、
面白さが隠れてるんです。
安易に(面白い)なんて言っちゃいけないことなんですけど、
ワタシにとっては面白くて、
同時に残念なことでもあって。
でも、残念だからこそ医療の世界は
残念を解消するために前に進む力が隠れてて。
それは、
(わからない。)
ということなんです。
ワタシがどうして緑内障になったのか、
(なぜか、)
問題は治らずに何度もにわたって手術を繰り返さざるを得ないのか。
その原因の(なぜか、)ついては、
(わからない。)んです。
ただ、
「眼防水の出口が詰まって眼圧が高くなってその圧力によって視神経が壊れる。壊れた部分の視力が失われる。」
という現象はわかってるんです。
でも、
「どうして詰まっちゃうんですかね?」
って根本の原因は、
(わからない。)のです。
原因はわからない。
これ、残念ですよね。
改善のしようがありませんから。
解剖学も生理学もとんでもない進化を日々続けていても、
どうしても、
どうしても、
(わからない。)ことがありまくるんです。
だから、研究者は血まなこで研究していて
新たな発見が日々生まれていても、
人体は宇宙の如くにわからないことばかり。
さまざまな病の(なぜか、)は
わからないことが多い。
なのでワタシたちの身近な医療のほとんどでは、
原因は(わからない。)けど、
現象や症状が出てるとした問題は
(わかる。)
レントゲンとかで体内も覗きちゃう。
MRIで脳の血管だって覗ける。
それらの
(わかる。)
(わかる。)を積み上げて症状に対して処置をする。
修理をする。
刃物や化学薬品をつかって、
問題箇所を修繕する。
これ、
西洋医学のもっとも得意な治療法なのです。
いわゆる医師が処置をする病院
というところで行われてる医療は、
西洋医学によるものだということです。
ワタシは、
歴史もあれば進化を続けていて、科学的なエビデンスに裏打ちされた西洋医学をもってしても
(わからない。)人体の神秘的な要素が、
(面白い。)って思うタチなんですね。
残念なことなんだけど、
きっといつになっても人体のすべてが明らかになることはない。
病には少なからずココロが影響しているだろうと仮定すれば、
人のココロはレントゲンでもCTでもMRIでも
エコーでも血液検査なんかでもわからない。
(わからない。)のは残念なんだけど、
(わからない。)のが、
(なぜか、)
(面白い。)
(わからない。)ことが多い人体に向き合う時、
(わかる気がする。)
というココロを動かす医療が必要なんじゃないかな。
って思うんです。
考えてるんです。
決して、
(わかる。)
訳ではありません。
ここに
東洋医学の考え方を持ち込むことによっては、
なんとなくでも、
原因が(わかる気がする。)
ことで、
病気が(治る気がする。)
なら、
(気がする。)ぶんだけ
治る力は増すだろうなと。
人体には自身で治ろうとする力があったよな。
あ。
自然治癒力ってやつはそういうことなんじゃないかって、
どうも、
(気がする。)んです。
YouTuberと落語家。
似ても似つかないし、
世界のものと日本のものと、
先進的なのと古典的なのと、
活躍してる人の数も観てる人の数も全然違う。
だけど、
誰かを喜ばせたいとか役に立ちたい。
ってのは同じだよなって。
そしたら、
YouTubeをネタにした新作落語はあるだろうし、
YouTubeで落語を楽しむこともあるでしょう。
病院という場所で提供される西洋医学にワタシは支えられて生きてきました。
ほとほと感謝しかないし、
ワタシのこれからの治療人としての生き方ににも、
解剖学や生理学に基づいた西洋医学の知識は
必要だし大切だし、なくてはならない知識です。
そこを大切にしつつ、
術者にとっても患者さんにとっても、
(気がする。)ような感覚を必要として大事にしてる
東洋医学の可能性みたいなものに
2年前から東洋医学による治療を
ワタシ自身が受けていることを通して、
ワタナベシンイチは支えられている
(気がする。)
そうであるなら、自身が術者の立場として
誰かを支えてあげられるんではないか。
両方の医学を上手に使ってくという考え方って悪くないよな。
って思うタチ。
経営者をやってきた自身の経験から、
会社という法人の治療にも、
西洋医学的な治療と、
東洋医学的な治療が必要だな。
って、
どっかで確信的に思うところがあるからでして。
そんな観点も含めてで、
ワタシが思うところの東洋医学のことを
次は書いておこうと思っています。