肥大【ひだい】

病理学で、
退行性病変を学んで、
進行性病変に入りました。

退行性の方は、衰えちゃって起きる生体の変化。
進行性の方は、逆に進行しちゃう変化。
ザックリとは
ー肥大したり
ー増殖したり、
で、
ー再生もすれば、
ー化生もしちゃう。
という風にして、細胞が変化して細胞の集まりである組織が、
組織の集まりの器官が進行しちゃう、
生体の変化。

今日やったのが、
ー肥大。

ちょーわかりやすいのは、
筋トレです。
ワッシワシやると筋肉デカくなります。
さらにワシワシやると、
中山きんにくん、くらいなって、
またさらにっていうと、
リッキースティンボードって知らないっすよね。
ワタシが子供の頃のプロレスラーなんすけど、
子供ながらに、
なんなんこの人??人ってこんなんなるの??
って驚かされたマッチョぶり。

筋トレは、
筋肉の最小単位である
筋細胞に負荷をかけたトレーニングをして、
筋細胞そのものがでかくなってるんですね。
その集まりが、
筋肉。
何度もくどいようですが、
筋肉がデカくなるのは、細胞がデカくなったから。
それが肥大。

字のまんま理解しちゃうと、
肥えて大きくなったって感じですけど、
一個一個の細胞が、
「ッリャーーー!」って負荷に立ち向かった結果、
デカくなった。

心肥大なるものも、
高血圧なんかで、血液が全身に廻りづらくなっちゃったから、
「ッリャーーー!!」
って心臓がめっちゃ頑張ってポンプの役割をしてる。
負荷が大きい。
だから、デカくなる。

腎臓も1個は摘出してしまっても大丈夫。
なんて聞きますが、
残った1個は、もう1個の役割もオレがやるぜ!てんで、
「ッシャーーーー!!」
って負荷を請け負ってるんで、
デカくなる。
腎臓のサイズが1.5倍くらいなっちゃうそうです。

で、
前立腺肥大症って聞いたことあるじゃないですか。
(あ、、あれもか。)
って思ったら、なんとアレは
増殖【ぞうしょく】なんですって。

細胞の数は同じなのに、
細胞が増殖しちゃって
前立腺がデカくなった。
なので、
名称は、
前立腺肥大症と申しますが、
中身は前立腺増殖症って方が近いでしょうか。

ってことらしいです。

(あらまー、なんて面倒なこと。)

って言葉を発しはしませんでしたが、
確実に脳には芽生えました。

ただ、
面白いのは、
進行するのにもいろんな変化がある。
ー肥大
ー増殖
ー再生
ー化生
まだ、この辺始まったばかりですけど、

だいたい、社会では、
「退くな。進もうぜ。」
ってのが、生き方の不文律みたいに言われますけど、
進み方もいろいろあるし、
進み方間違えれば
「病変」するってことでもあるらしいし。

退行性と
進行性と
もうちょっとよく勉強してみて、
人体を通して社会の
健康ってのがなんなのか、
ヒントは必ずありそなので、

探ってみます。

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