神技【しんぎ】
今日のタイトルをどっちにしようかと考えた、
もう一個のそれは、
望診【ぼうしん】
ってのでした。
三浦知良【みうらかずよし】さんはカズ【かず】
ってのと同じで、
東洋医学における望診は神技とも言います。
ってことなんです。
望診というのは東洋医学における四診【ししん】のうちの
ー望診
ー聞診【ぶんしん】
ー問診【もんしん】
ー切診【せっしん】
のひとつで、東洋医学においては
診断【しんだん】に変わって、
弁証【べんしょう】を立てる。
って言いますけど、
さっきの四診なる技【わざ】を駆使して、
患者さんの病を診て察する。
ことを以て治療にあたる。
そのいっちばん初めだったり始めなのが、
望診なる神技【しんぎ】なのだ。
ってことなんです。
(カミワザじゃん。)
(ちょっと内匠頭【たくみのかみ】みたいに名前が重いな。)
とか思いながら先生の話を聞いていくと、
東洋医学において
神【かみ】とは生命活動そのものを指すことである。
失神【しっしん】とかって経験はなくても意味はちゃんとわかるのも、
生命活動がその時失われているから、
失神なんだろうと思ったりすれば、
ふむふむ。って理解する。
じゃー。生命活動ってのは何なの?
って思うと教科書にちゃんと書いてあって、
広義と狭義があるらしいのですけど、
特に望診で重要なのは広義の方だってことなんで
広義の生命活動の方だけ列挙すると、
ー精神
ー意識
ー眼光
ー言語の応答
ー身体の動きの状態
これが、外部に現れてるのが
生命活動であり、
神なのだ。
で、
それを
視覚を使ってよく観察することが、
望診であり、
神技なのだ。
繋げちゃって、
望神【ぼうしん】とも言っちゃったりするそうです。
ワタシだけじゃないと思うんですけど、
めっちゃ二日酔いとかでちょっと気持ち悪かったり寝不足だったりしても、
そんなのは全然外には出してはないつもりでも、
「あれ?なんか、調子悪い??」
とかって声かけられちゃったり、
まったく疲れてるなんて自覚もなければ、
今日もバシッと夜は!
みたいな時に、
「あれ?なんか、調子悪い??」
とかって声かけられちゃって、
(え?、うそーん。調子悪そうなの?オレ?)
(ま、確かによく考えてみれば最近休んじゃいないな)
なんて気づかされたり、
あれは、
ワタシの神【かみ】が出ちゃってる。。
ってことなんでしょうね。
で、思ったんですけど、
髪【かみ】
これも生命活動ですよね。
伸びきってボッサボサとか、
ツヤっツヤのサッラサラみたいなのとか、
小峠さんみたいに、ナシ!って潔ぎが良いのとか、
菅さんの分け目も少しづつ少しづつ、
横に移動された遍歴とかおありなんだろうなとか、
最近、白髪が増えたなぁ。とか、
後頭部いよいよ丸見えじゃねーかとか、
最後の方は完全にワタシのことですが、
いろいろありますよね。
変化が。
「あれ?髪切ったんだねぇ。なんかより明るくなった感じして良いね!」
こーゆーの言える男子。
神【かみ】ですよね。。
「あれ??もしかして、髪ちょっと色入れた?」
そーゆーの気づいて言える男子。
神。
そいういうの得意というか当たり前ですけど。
みたいな方は絶対に良い治療家になれると思いますから、
良かったら専門学校紹介しますんでお声がけください(^^)
ま、冗談のようで冗談でもなく、
望診。
神技。
望神。
これって治療家にとって大事な大事な技のひとつとして、
磨いていかなければならない。
のと同時にして、
治療って概念はどっかにぶん投げちゃって、
一般的な人間関係ってことの中でも、
相手の神【かみ】はなんらか外部に現れている。
髪【かみ】くらいは気づいてあげられたら、
その人の生命活動になんらかの影響を与えてあげることが、
出来るのかもしれない。
言うが易し、
行うが難し。
な
神技【しんぎ】です。