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大学生のオンライン授業に関するアンケートの結果報告書が完成しました
2020年8月に実施した、大学のオンライン授業に関するアンケートの結果報告書が完成しました。
まだまだ大学は、多くがオンライン授業のままです。
一部対面授業が再開されたところもありますが、対応は十分ではない印象です。
オンライン授業に関して、当初私は、正直あまり不満を抱いていなかったのですが、
今回このアンケートを実施して、オンライン授業に対してなぜ不満が表出するのか、そして、逆になぜ自分はオンライン授業に対してあまり不満がないのか、考える時間を持つことができました。
先日、報道ステーションで、早稲田大学の学長さんがインタビューに答えている映像を見ました。
学費の減額について、「学費は、4年間でその金額相応の教育を、学生が受けるために必要なもの。だから減額するとなれば、教育の質を下げなければいけなくなる。だから、学費の減額はしない」といった内容(うろ覚えでごめんなさい)を語っていました。
アンケート実施以前であれば、発言内容にそれほど違和感を感じなかったかもしれませんが、アンケートの集計を終えて、
「現在の状況下で、学費相応の教育が実現できていると断言できるのかな?果たしてどこに自信があるのかな?」と思いました。
それは、アンケートを通じて、大学側が、教員のオンライン授業の実態について把握しきれていない印象も持ったことも理由の一つです。
そしてなにより、アンケートで寄せられた、学費に関する疑問や不信感の理由として「学費に見合った教育が受けられていると感じられない」というものが多数あったことが大きな理由です。
この言葉だけを聞くと、「はあ、またそんな抽象的な話か。オンライン授業ならきちんとやってるよ!」と声を上げる方がいるかもしれませんが、
そう思った方は、結果報告書のⅡ章を読んでみてください。
このアンケートは、特定の大学を冠したものではないので、必ずしも当てはまるものばかりではないと思います。ですが、示された問題点は、どの大学でも、オンライン授業下では生じうることで、決して軽視はできないと思います。