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鼻血⁈侮るなかれ.......なの?

ママ!
二階から夫さんの呼ぶ声。

げっ!今晩酌のお供に菊の花を茹でようと湯に入れたところなのに~
ブツブツと独り言


そこに...切羽詰まったように怒号

*ここから少し血の描写アリ、苦手な方はここまででーーーーーーーーー。
(後半に結果何?の話があるので飛ばして読んでね!)


ママ早く!

何事かと思いながら、一旦茹でるのを中止して二階へ上がると、突き当りの洗面所はスプラッタ状態に。
何したの?と私の問いかけに、鼻血!鼻血が止まんないんだよ。と

トイレから出て手を洗おうとしたらいきなりボタボタと結構な勢いで垂れてきたとのこと。
なんと、口からも....…
多分鼻血が口にも回ってきているのだろうけれど、割と多量の出血。

鼻血が出た時のセオリー通り、鼻の付け根を強く圧迫しながら、のどに回った血液は飲み込まないように吐き出す。
幸いに鼻血が出た場所が洗面所前だったから、対応はスムーズにできていたのだけれど、兎に角出血量が多く止まらない。

御年71歳の夫さん、心なしか顔色も悪くなってきたような...
アリャリャ、洗面ボールで支えている手も微妙に震えてる(酒が切れたか?)

実は、夕食前で空腹・酒切れ共にピーク状態のはず。

パジャマに着替えてゆっくり晩酌の予定でいたのでしょう。
出で立ちは肌着シャツ、パンイチ。
白いシャツは返り血を浴びたかのようす。

トイレから続く床にも...もちろん洗面台は血の海?

それにしてもかれこれ20分は出血している。

仕方なく夜間救急に電話し受診可能か相談してみると「血を飲み込まないように洗面器などを抱えながら気を付けていらしてください」との指示。

その気になり、せめてジャージのズボンだけでも履かせ、上はムリなので肩から大判のバスタオルをかけてやる。

私は、保険証、お薬手帳の準備。
戻ってみると増々出血が...こりゃダメだ。
申しわけないけれど、公共機関を使わせてもらおうと救急へ電話。

鼻血ごときで…と躊躇われたのだけれど。年齢もあるし....…

対応してくださった救急隊員の方は、鼻血ごときにも真摯に注意深く扱ってくださいました。

救急車内で血圧を測ると、198・99との数値が....…ヤバっ!高すぎ。
マズイ血管切れた?

で、これ以上詳細に書くと2000文字超えるので止めておきます。

まあ、結果としてはヤバイ血管ってほどではなく、鼻の奥の若干太め(内視鏡で見ると)の血管から出血していて、強圧迫程度では止まるわけもなく。
更に血圧が爆上がりのため細胞的に止まろうとしても、押し出されてしまう状態になっていたそうです。

止血薬をタップリしみ込ませた細長いガーゼ&綿を両鼻腔にぎっちりと詰め込まれてました。(ちょっと笑える顔)
血圧も安定してきたし、貧血もなさそうなので心配ないと思いますから、翌日早々に専門医に行くように言われ、帰宅。

翌日、専門医に受診も出血は止まってなく、処置まで3時間もかかってしまいました。

私が思うに、細胞のすべては本人の性格に準ずるところがあるのではないかと....…。
我が夫さんはしつこい性格!よって出始めてしまったものは気が済むまで出る?(ことと次第にしてくれ~)

結局、しつこいが故、鼻の奥出血の元凶は見事に焼かれ(割と周りまで)

ドクター曰く「しっかり焼きましたので止まるでしょう。ある種のやけど状態なのでかさぶたになりますから、強く鼻をかまずムズムズしても我慢するように」と。

禁酒、入浴も2日は我慢です。と看護師さんからも付け加えられました(笑)


鼻血程度で、と躊躇して放置していたら半日以上出血が止まらなかったかも.......。
そうなると寝ることもできず、最悪貧血を起こしてたかも.......。
もっと悪い場合、高血圧により脳が.......。

などを思うと救急にお願いして良かった、と思った次第でした。

このドタバタ劇には余談が.......
問題は私に引き継がれ....…....…。(こちらは後日)

それにしても我が夫さん「パートナー」は色々とやらかしてくれます。



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