【TS012】循環型社会と物質不滅の法則(前編)
プロローグ
とある街の商店街
散歩していると、見上げたのぼりに描かれた文字が目に留まった
「サーキュラーエコノミーが当たり前の世界に」
循環型社会か・・・BLUEは呟いた
そして、のぼりを際立たせている背後の澄み渡ったBLUEな空を眺めながら、その先の広大な宇宙に想いを馳せた
ボクらって「宇宙のカケラ」なんだよな
既に、人間の存在自体が「物質循環」なんだよな
BLUE SKYと同化しながら、生命が自然界の循環の中で絶えず形を変えながら存在し続ける営みに、美しさと希望を感じている
循環型社会と物質不滅の法則
ボクらを構成する原子は、身体的な死を迎え、荼毘に付し土に還っても、原子そのものはこの世から無くならない
そして、その原子たちは、新たな生命体を生み出すタネとなり、悠久のダイナミズムな地球物質大循環に参加しながら、全ての生命に再び取り込まれていく(物質不滅の法則)
この地球を大舞台とした、そして、母なる海からスタートした生命大循環は、ボクらの存在が壮大なユニバースの一部、すなわち、宇宙のカケラであることを実感させてくれる
46億年前に産声を上げた地球も、今は消えてしまった星々が宇宙に残したガスやダスト(宇宙のカケラ)が集まってできている
そして、
一つと思われていた我々の宇宙、すなわち、ユニバースにさえも、実は母親が居た🤱
さらに、その母親にも生みの親が居たというマルチバースの考え方がある
それは、人間原理の問いかけに対するひとつの答えではないかという学者も居る
(コチラの記事を参照:【TS005】社会×科学のトランス・サイエンス-谷川俊太郎編-)
こんな科学と哲学を行ったり来たりしながら、朝の静かな商店街を通り抜けた
続く
循環型社会
物の本によると、「大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済社会から脱却し、生産から流通、消費、廃棄に至るまで、物質の効率的な利用やリサイクルを進めることにより、天然資源の消費が抑制され、環境への負荷が低減される社会」であると定義されている
物質不滅の法則
聞き慣れた言葉であれば、「質量保存の法則」と言えば、中学の化学で習ったよーと思い出す人もいるかも知れない
物質不滅の法則は、質量保存の法則の別名なのだが、『不滅』と言うと、なんか哲学っぽく聴こえるかなと思って、そちらをチョイスしてみた💖
人間原理
宇宙論で、宇宙がどのように誕生し、どのような物理法則で成り立っているのかという問いかけに対し、人間の存在に理由を求める考え方。人間のような知的生命体が存在しないと、そもそも観測されるべき宇宙は存在しないという考え方