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(※ネタバレ記載あり)シン・エヴァンゲリオンを観て

仕事が休みだったのをいいことに、「シン・エヴァンゲリオン」を初日の初回に観た。
次の休みであったその週の金曜にもまた観た。
トップ画像は、初日よりは断然空いていたので写せた写真である。

前作からだいたい8年と少し。
(ちなみに、私が前作Qを観たのは2012年11月27日と12月16日だそうだ)
公開日が決まってからも延期になったこともあり、その分期待とワクワク度が増していた。

どう終わるのか?
本当に終わるのか?

夢オチでもいい。アニメENDでもいい。
どのようにして終わらせるのかとても興味があった。
それを自分の目で見届けるには、初日の初回に行くしかないと思った。

この記事を読んでくださっている方は、もうきっと「シン・エヴァンゲリオン」を観たのだと思うが念のため。
ここから下にはネタバレ記載があるため、ネタバレが嫌な方は気を付けてください。





考察をされている記事などを読んでも理解が追いついていない部分もあるのだが、思いつくままに書き連ねていこう。
(セリフなどは記憶の曖昧な部分もあるためニュアンスで捉えてください。また、記憶違いな部分もあるかも知れません)

・マヤがリツコのことを「副長先輩」
先輩後輩の絆みたいなのが所々に見てとれて良かった。
Qではマヤだけが整備の方に配置換えとなっていたから。

・ミサトとリツコの絆
リツコにも本心を隠そうとしているが見抜かれているところとか、ミサトが「25分で準備、30分で出発」聞きリツコが「相変わらず無茶言うわね」と言いながら「20分で準備、25分で出発」と号令を発したところ。とてつもなくカッコいいと思った。できるオンナ感満載。
(時間について、記憶が曖昧でリツコは本当に短く言っていたか?若干自信がない)
余談だがリツコはベリーショートが好き。似合ってる。

・KREDIT
初見で、セリフから音だけで聞いた時「クレイビト」=「土の人」=加持さんがシンジに菜園を手伝わせた時に、シンジが「土の匂い」について話しており、シンエヴァ作中でも反応していたことから、そういった意味も含まれているのか?と考えたが、スペルを見たら見当違いであった。
ドイツ語でクレジット=信用、融資、借金などの意味。おそらく信用の意味合いなのだと思われる。

・シンジの覚悟
終盤。
全てのエヴァンゲリオンを終わらせるため、自分もろとも果てようとしたシンジを初号機から解放したユイ。ユイと共にゲンドウが重なって…という部分は、初見ではよくわかっていなかった。
アスカ・レイ・ゲンドウ・カヲルを解放した後、自分も後を追うつもりなんだと思っていた。マリと約束してたし。
でも、シンジは死をもってエヴァを終わらせる覚悟をしていたんですよね?きっと。

・最後の、シンジとマリ
シンジがハっとなり、気が付くと宇部新川駅のホームにいたところ。後ろからマリが現れ、DSSチョーカーを外すシーン。
初見では、なぜシンジがマリに外されるまでチョーカーをつけたままだったのだろうと思ったが、きっと駅にいたシンジは別の世界線(シンジの望んだエヴァのない世界)を生きていたシンジであり、そこに「シン」のシンジの記憶が宿ったと解釈したのだが、どうなんだろう。
(そうなると一緒に海に飛び込んだマリはいつ…とは思うが)

私は序盤から涙が止まらなかった。初見も2回目も、ケンスケが迎えにきてトウジが話し出すそのあたりから泣いていた。
乱視ゆえ上映中は眼鏡をかけていたのだが、眼鏡とマスクをすり抜けて涙が手の甲に落ちてくる。

涙を拭う動作をするのが気恥ずかしく、落ちるがままにしていたが涙が乾くヒマすらないほどひっきりなしに泣いていた。
涙のレンズのお陰でいつもより視界がクリアであった。
上映が終わった後は、手の甲が少し痒かった。

夢オチでもアニメENDでもなくとても綺麗に終わっていたので、観終わった後はなんともいえない不思議な気持ちであった。
度々シンジがハっと目覚めるので、やはり夢オチか…?とその度に勘繰ってしまった。

様々なキャラクターに見所が作られていてとても良い終わり方であったと思う。
「エヴァの卒業式のようだ」(作品にしても、ファンにしても)とどこかの記事で表現されているのを見かけたが、本当にそのようだと思った。

最後に一言、「ありがとう」

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