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メンタルヘルスの現状と今後

我が国の精神障がいを有する患者数は約419万人で、年々増加傾向にあります。5人に1人精神障がい者と言われており、誰にでも発症しうる身近な病気です。しかし、それにも関わらず「ひきこもりは精神障がい者だ」「頭がいかれた奴が精神病院へ入院するものだ」などの誤解と偏見が未だに根強い現状にあります。しかし根本には精神障がい者に対する知識不足による嫌悪感や恐怖心であることが多く、払拭するには地域で正しい知識を共有することが求められている現状にあります。

よって当団体では精神障がい者当事者が自分らしく「いい感じの自分」でいられる場を発足させようと活動しています。病院になるべく頼らないで地域で病気を予防し自分らしく生活できるようになるための支援をしていきます。それにより、精神病院の入院患者数が少なくなるように働きかけをします。

因みにイタリアには精神病院はなく、地域で自分らしい生活を送る活動は約50年前に実施されています。そこまでは行かなくても病気をコントロールできる、いわば病気とお友達になることができるような働きかけを経験を積み重ねながら主催者側も学び、成長し発展していきます。精神障がいだけではなく、発症前の段階で予防できる人、何らかの障がいを抱え介護している家族などの希望やこころの支えとなります。

ビジョンは、本人の努力だけではなく地域社会で協力し合い、精神障がいと診断されていてもいなくても自分らしく生きることができる社会を目指していきます。

また、開催方法に関しコロナウイルスなどの社会情勢があり、対面式ではなく引きこもりで支援の手が行き届いていない人や遠方の人にも対応できるようZOOM等を用いてリモート形式で事業を進めていく必要性も視野に入れています。