『夜明けのすべて』みた!☆
ネトフリで『不適切にもほどがある!』を見ようとしたらオススメに『夜明けのすべて』が出てきたから見てしまった。
公開された時から気になっていたけど、進んで映画館に足を運ぶタイプじゃないからいつの間にか上映が終わっていた。
パニック障害とPMSの男女が仕事と生活で混ざり合う。深く介入する描写もないけれど適度な距離感が見ていて心が楽だった。
ここから先は自分の話になる。
私のはパニック障害とまでは言わないのかもしれない。通院もしていないし診断を受けたわけでも、薬を飲んだりもしていない。疑いがあるという表現が適切なのかもしれない。
私は高校から電車で1時間ほどかけて通学していたので、電車に乗ることは慣れていた。同じ要領で大学も通っていた。
どんな満員電車でも気にせず乗り、寝たり音楽を聴いたりいい具合に過ごしていたのだ。
けれど二年前の冬、いつもの通り朝の通勤ラッシュ時間に登校をしていた日のこと。
目の前の席が空いて座った。テスト期間で寝不足が続いていたため、座席の下のヒーターで温まりながら仮眠をよくしていた。
けれどその日はなんだか違った。この日は恐怖体験になってしまってるから詳しく思い出したくないし書けないのだけど、多分体調がいきなり悪くなったのかもしれない。
やばいかもなー、と思った時にはもうドアが閉まっていた。次の駅まで10分はかからない。耐えればいいと思えば思うほど冷や汗をかいていた。
あーもう書きたくない!そのときもしんどかったけど、その後がとにかくしんどかった。
電車に乗れなくなった。ということは学校に行くのが大きな試練となった。
乗れなくなった時は大学1年生で必修も多くて毎日のように大学に行かなければいけない。しかも朝も早いからラッシュの時間帯でとても怖かった。
とにかく何かあったら降りられるように各駅にしたり、Googleマップで現在地を見ながら後どのくらいで駅に着くのかを見たりしていた。この癖は今も抜けてない。
周りのサラリーマンだったりに囲まれて逃げ場がなかったのが怖かった。立ち上がっても皆どうした?って感じになるし走行中だからドアから出れるわけでもない。本当に怖くて呼吸が早くなるばかりだった。
動転しながらも割とゆっくりめの曲をかけてそのテンポにあわせながら鎖骨を強めにトントンする。そのリズムで呼吸をするよう心がける。鎖骨が1番体に響きやすい気がしてるから鎖骨を叩いてる。
大丈夫、大丈夫って唱える度に大丈夫じゃなくなって行く。もう頭の中はこれ。
「どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう」
どうしたもこうしたも無いのにね。
電車をおりると収まるの。
こういうのが酷い時は電車に乗る前から顔面真っ青でおえってなってた。怖すぎて。予期不安ってやつだよね。
そんな調子でも大学はちゃんと行った。だけど長期休みに入ったら何も出来なかった、家から出られなかった。1駅電車に乗るのすら怖かった時期があって、好きだったバンドノライブをすっぽかした。
焦ると途端に周りの目が怖くなる。
あーこれはいつ治るのかなとか思うけどそういう物じゃないのかもしれない。