ゴールデンエイジの"嘘"
こんにちはー!
次世代のために、サッカーコーチの地位を高めるチャレンジャー、アオです!
なかなか強烈なタイトルですが・・・
今回は、「スキルの上達は本人次第でいつでもできる!」ということをお伝えしたいと思います。
『ゴールデンエイジ』とは?
みなさんご存じかと思いますが・・・
神経系の発達が9歳~12歳ころにはほとんど成人と同じレベルに近づくと言われており、その時が一番スキルがのびると言われている年代です。
JFAのハンドブックにも下記のように記載されています。
U-10~U-12年代は心身の発達が調和し、動作習得に最も有利な時期とされています。集中力が高まり運動学習能力が向上し、大人でも難しい難易度の高い動作も即座に覚えることができます。
「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、世界中どこでも非常に重要視され、サッカーに必要なあらゆるスキル(状況に応じて技術を発揮すること)の獲得に最適な時期として位置づけられています。
【JFAキッズ(U-8/U-10)ハンドブック】
これが嘘なのでしょうか?
いえいえ、そんなことを言うつもりはありません。
ただ、この時期しかスキルの上達は見込めないのでしょうか?
確かに神経系の成長に関係し、見たものをそのまますぐにマネができるという『即座の習得』に関しては、この年代が最適なのかもしれませんが、
技術の習得には、
そのトレーニングの必要性を理解できる「考え方」や、
ねばり強く努力を重ねらえる「忍耐力」など
も必要なのではないでしょうか?
そうなると、「小学校高学年の子供たちが最適か?」と聞かれると、
僕はそうではないと思います。
僕が「本気」になった時
私自身が20年間近くサッカーのプレーをしてきて、自分が一番上達したのは、間違いなく大学生時代です。
そこには素晴らしい指導者との出会いや共に成長できる仲間たち、サッカーに集中できる環境などの要素ももちろん含んでおりますが、
それまでは、自分なりの努力は重ね、それなりにうまくできていた(はずの)
「止める・蹴る」というサッカーにおける基本の動作に関して、
とことん自分と向き合い、
本気で取り組んだからこそ、
上達することができました。
確かに、これを小学生の頃にできていれば、選手としてさらに上のレベルにいけたのかもしれません。
ただ、先述したように、それを理解し行動に移すということは、大学生だったからできたことでもあるとも思います。
パーフェクトスキルはない!
つまり、ゴールデンエイジ"で"しか、技術が上達しないわけではなく、
本人の意識次第で、いつでも・いつからでもうまくなれるということです。
決して『ゴールデンエイジ』という考え方を否定するつもりはなく、
子供たちの指導に関わる者であれば、誰もが理解していなくてはならない知識であると思います。
ただ、そこだけではなく、サッカーのスキルというものはもっと奥深い部分もあり、追求していく必要があるのではないかというお話です。
今日も、ありがとうございましたーーー!
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