生命観のある風景

風景は、観察者の内面が反映される。

観察者の切り取り方によって様々な風景が生まれてくる。

観察者の認識する拡張性と没入性によって、風景に対する生命感の彩りが変わってくる。

認識は観察者の身体に紐づく。

身体が歪んでいる時は、風景が歪んで見える。

身体が緩んでいる時は、風景が広がって見える。

ビオダンサをしている時は、風景に没入感が生まれ、身体と風景の境目がなくなってくる。

一方、風景は観察者の認識でありながらも、生活者のライフスタイルが反映された集合体でもある。

自然豊かな生産緑地で家庭菜園をしたり、多様なスタイルで生茂る草や大木に触れている時は、

微細に変化している風景に出会う。

時間の概念が失われた風景に出会う。

又、テレワークによってボストンの仲間とオンラインで仕事をしている時は、変化しない風景に出会う。

空間の概念が失われた風景に出会う。

こんな多様な面が多様に内在できる風景は生命感を感じさせ、とても面白い。

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