2024/11/05 ポインセチア
本日は仕事もバタバタとしており夕飯はスキップさせてもらいました。
仕事の合間に玄関に置いてあるポインセチアに癒される。
おもちゃみたいに真っ赤な葉っぱは美しさと気味の悪さを持ち合わせる。私は植物に詳しくないので、葉の淵が黒々しい緑色をしている葉はこれから赤く色づくのか緑色へと変貌を遂げるのか分からない。いずれにせよ、植物の概念から外れるような見た目はクリスマスシーズンという非日常を上手く表していると思う。
先日、実家に行ってから調子が悪い。母親の空気の読まなさや自分本位な考えを隠しもしない態度に疲弊したからだろう。
母親と仲が悪いわけではない。だが、結婚して家を出てから母と会うたびに違和感が私の体内を駆け巡る。尊敬しているが、こうはなりたくないとも思う。
祖母の死期が見えてきたころから、母は投資に興味を示すようになった。まとまったお金が入ったからと言って、素人が急にやり始めて何とかなるような代物ではないということが分からないらしい。主婦業しかしてきておらず、勉強が好きなわけでも得意なわけでもなく、ニュースも読めない上に主観的な持論を展開することしかできない母親には、頭を使わずに月々数千円程度から長期的に積み立てる以外に資金を増やす方法はないだろうと思う。ネット証券口座を開設するときは教えてねと言われたが、母親から求められて助言や手伝いをしたところで私の意見を聞いたことはない。持論を通すためのつじつまの合わない論理展開をして私を納得させた気になって我が道を行くのが母親である。幾度となく繰り返したこの無意味なやり取りに私はいつまで付き合えばよいのだろうか。
母親は姉に実家を貸し出しており、その姉から家を安く譲ってほしいと言われているらしい。どうしようか迷っているようだ。姉から資金回収できると思っているようだが、還暦前になって回収することを前提としてお金を人に貸すことがどれだけ愚かなことか理解していない母親に呆れを通り越して心配になる。自分の家の建て替えと老人ホーム代を賄うだけの資金がすでにあるのであれば、好きにすればよいが、そんな資金は無いだろう。トラブルを自らの人生に招き入れるような愚かさを見ていると、これが自分の母親かという絶望と、誰かに指摘してもらえるような人間関係が無い事実への虚しさがもくもくと広がる。こうなってはいけない、強くそう思う。専業主婦を揶揄するわけではないが、母親のように自己正当化や被害者意識が強い人間は、家庭という密室空間で生きることは過ちだと考えざるを得ない。
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