2024/11/10 ”鯛まつり”
釣り堀でもらった鯛を地元のレストランで捌いてもらい帰宅。
朝まで生きていた魚は、蕩けるような甘みと噛んでももにゅもにゅと動き回る弾力があり普段購入するお魚とは全く違った食材でした。
お刺身は素材の味がよくわかり、甘みと弾力の強さを一番よく感じられました。煮つけは油の嫌な臭いや魚臭さもなく、生姜少なめ甘み少なめの味付けでも十分美味しくできました。
あら汁はいくら新鮮な素材とはいえ丁寧に。たっぷりの熱湯がなみなみと張られたボウルに、半分にスライスされたあらを2つそおっと入れる。厚手のゴム手袋をして固まった血や何かよく分からない黒い体液のよう脳みそのカスのようなものを丁寧に取り除き、全体が薄っすらと白くなったことを確認して流水で洗う。これをもう1匹分のあらにも繰り返す。洗い終えたあらを大きな鍋に移して、水2Lと日本酒200mLを注ぎ蓋をして弱火でコトコト10分ほどに火にかける。いちょう切りにした大根と人参を加えてさらに加熱し、ちょうどよい塩梅になったらお味噌をほんの少しだけ溶かす。牛蒡や生姜はせっかくのあらの風味をかき消しそうで、あら汁が余ったら追加してみることにします。お味噌も、あんまり入れすぎるとお味噌汁になってしまうため控えめに。
釣りからの帰宅途中にあった道の駅で購入したわさび菜と紅大根はツナと塩昆布で和えて箸休めに。
こうやって、自分たちで可能な限り物流や小売りを通さずに購入した食材というのは格別の美味しさです。生産者の方に感謝しなければならないですね。
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