2024/11/10 ”ハムチーズサンドとかぼちゃパン”と釣り堀
今日は海釣り堀を予約していたため、日曜日ですが朝早くに起床して社内で夫が食べる朝御飯を用意。
夫の好物のかぼちゃパンのミルククリームサンドも一緒に。
釣り堀は海に隣接しており、周辺よりも体感2~3度低い。ユニクロで購入したアウターが無ければ耐えられそうにない。
受付で名前を伝えると入場料金と竿料金の会計となる。一人1万3千円程度を支払い、おすすめされたイワシ餌と練り餌を購入して釣り堀のルール説明を受ける。
3時間コースは9時から一斉に始まり、真鯛やかんぱちがうじゃうじゃいる水ダメに各々釣竿を投げ入れる。
5分も起たないうちに向かいの女性が真鯛を引き上げる。一緒に来ている男性が網を差し出し引き上げを助ける。少し離れたところからは「青物でーす。」と、スタッフの声が響く。同じいけすで青物が引っかかると、他の人は絡まるのを防ぐために竿を上げる。青物を引き上げようとしている人をぼおっと見つめる。海風が頬を刺し、ダウンジャケットの袖口からひゅるりと冷たい空気が入り込む。50~60センチ程度の魚が網ですくいあげられ、竿を戻して大丈夫だとアナウンスされる。
練り餌が付いた釣竿をちゃぽんと水面について糸を垂らす。浮が立ったら糸を止めて、ひたすら待つ。時折、上下に動かしたり左右に振ってみるが一向にかからない。2つあるいけすでは、どちらも次々と釣れ始め周囲は盛り上がり海辺の冷たさについて誰も気にしていない。周囲の熱気がより一層、私たちの周辺の空気を冷やす。
2時間ほど経過すると大粒の雨がぼたりと落ちてくる。雨粒はすぐに小粒に変わり、速度早く落ちてくる。釣り人たちは霧雨を防ぐようにフードを被ったりレインコートを着始める。フードを被ると首元まで温かくなり、雨が落ちる静かな振動を感じながらダウンジャケットの中に温もりを貯める。
雨はすぐに止んだが、結局1匹もつれないまま3時間を終えた。帰り際、一人1匹ずつ真鯛を貰って駐車場に向かう。高い入場料と竿料金のおかげで、おけらの寂しさが和らぐ。
釣り堀で紹介された、魚をさばいてくれるお店に電話を掛けるが3件連続で断られ心が折れかけるが、レストランと併設している最後の1件が快く引き受けてくれた。車を20分程走らせてレストランに向かう。途中でコンビニによってロックアイスを購入してクーラーボックスに詰め込む。
レストランの裏手で鯛の到着を待っていてくれた店主は感じが良く、立派な鯛が釣れてよかったですねと盛り上がってくれた。否定する暇もなく、自分たちで釣ったことになった鯛を預けた。捌いてもらう間、正面のレストランでマグロ丼とマグロフライ、カニクリームコロッケを食べる。カニクリームコロッケは、クリームよりもカニ身が多く夫は喜んでいた。クリームが好きな私は少し物足りなく、余った1つを食べたいとリクエストしてきた夫に譲った。
食べ終えると綺麗に裁かれた鯛が、煮つけ用の3枚おろしと刺身用に皮を剥がれた柵が仕上がっていた。
夜ご飯を楽しみに帰路につく。
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