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作る人に憧れて観劇/鑑賞記録を書くようになりました。 お読みいただきありがとうございます。コメント等いただけるのであればXのDMにお願いいたします。

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最近の記事

初めての寄席 in 新宿 末廣亭 2024年11月 上席

友人の推しである桂歌春師匠が出ると聞き、興味本位で観に行った寄席。見ること全て何もかもが新鮮だった。舞台やミュージカルの観劇に慣れた人が、初めて寄席に行ったら驚くことばかりだったという話をしたいと思う。 寄席はコスパ最強!!! 寄席のチケットは舞台と違ってs席とかが無い。 大体が当日券で早く入ったもん勝ち。そのため舞台が見やすそうな前から5列目辺りの席で観劇した。 金額は以下の通り。 最近の舞台の値上がりやチケットサイトの手数料の値上がりを思うと、ナマで楽しめる娯楽がこ

    • 『ビリー・エリオット』 観劇記録

      本当は行くつもりはなかった。 だけど観に行って本当に良かった。 観に行って後悔しないというのは嘘じゃなかった。 ◆ ◆ ◆ 子どもが主役ってどうなの? 舞台を観る時は大体、チケットの販売開始前に観ることを決め、チケットを早めに手に入れることが多い。だけど今回は違う。 私の大好きな瞳子さん(安蘭けい)とめぐさん(濱田めぐみ)が出る作品で、お二人ともインタビューで絶賛していたため気になってはいた。しかし、だ。 上記の理由から、悩んだ末に観ないつもりの作品だった。しかし、公

      • 『ラストマイル』 映画鑑賞記録

        野木亜紀子さんの脚本作品が大好きです。 どうしてそんなにも観客を楽しませつつ考えさせ、無駄のないストーリーを作れるのですか? 脚本家 野木亜紀子 鑑賞後の気持ちの昂りを文字に起こす前に、野木さんとの出会いを振り返る。 最初に観たのは『図書館戦争』のシリーズ。私が学生時代にハマって読みまくっていた有川ひろ先生の作品が実写化されたため、大学生の頃に映画館へ観に行ったことを覚えている。 その頃から少しずつドラマや映画を観る機会が増えてきたけれど、脚本家について意識することが無か

        • 『空中ブランコのりのキキ』 観劇記録

          キキがチラシを配ってくれるなら、そりゃあ笑顔で受け取ります。というか受け取りに行って良ければ全力で受け取りに行ってた。 ただ、もし受け取れていたら観劇の記憶は全て飛んでしまっていた気はする。 作家: 別役実 作家の別役実さんが書かれた『空中ブランコのりのキキ』『丘の上の人殺しの家』『山猫理髪店』(童話集)より『愛のサーカス』の3作品を掛け合わせてできたのが今回観てきた『空中ブランコのりのキキ』だ。 最近だと『カラカラ天気と五人の紳士 』の舞台も原作は別役さんだというから、

          『正三角関係』 観劇記録

          野田地図 新作発表 ロンドン公演も予定 出演:松本潤、長澤まさみ、永山瑛太 ...... チケット争奪戦も納得の発表。 初日の公演を観劇しに行ったが、当日券にチャレンジした方は500人を超えていた模様。 そういった理由あってか19時開演予定だったところ、少し時間が過ぎた頃に開幕し21時半手前に終幕した。 運良く手に入ったチケットは後ろから3列目の席。『兎、波を走る』を観劇した時が前から2列目だったことを思い出すと、先着抽選の取り扱いは範囲がかなり広い気がする。前回、床に映

          『正三角関係』 観劇記録

          カムフロムアウェイ大千穐楽 観劇記録 〜最終編+α〜

          『カムフロムアウェイ』という作品に出会えて本当に良かった。制作に関わった全ての方に深く深く感謝申し上げます。 ◆ ◆ ◆ 約半年間、ずっと追いかけてきた作品が終わってしまったことで、心にぽっかりと隙間ができてしまったように感じる。 3月に観た『カムフロムアウェイ』があまりに良過ぎて大千穐楽を観ることを決めた私だけど、大千穐楽を観終えた今もまだ上手く消化しきれていない。 理由はわかっている。 この物語が、史上最大のテロ事件の裏にあったと理解すればするほど、 「お前はテロの

          カムフロムアウェイ大千穐楽 観劇記録 〜最終編+α〜

          カムフロムアウェイ 観劇記録 〜楽曲編〜

          「今作は配信および映像化の予定しておりません」 公式より発表があった。 ああ無念。大変悲しく残念に思う。 せめて音源だけでもと願うばかり。 仕方なく少しでも鮮明な記憶を保てるように 楽曲を通して『カムフロムアウェイ』について振り返っていく。 (とか言いつつ、風邪引いたりナンダカンダしたせいで観劇からもうすぐ1ヶ月が経つ) 購入したプログラムには全てのミュージカルナンバーのタイトルが記載されていたが、 キャストが歌わない台詞だけのシーンのBGMのタイトルも入っていたため、

          カムフロムアウェイ 観劇記録 〜楽曲編〜

          カムフロムアウェイ 観劇記録 〜キャスト編〜

          観劇を終えて数日経った今でも、どこか夢を見ていたような気がするほど素晴らしい作品だった。 もう一度、もう何度でも観たくてたまらない。 飛行機の人たちが過ごした5日間(120時間=7200分)をたったの100分で表現するという無謀とも思える挑戦をよくぞ成し遂げたと思わせる濃縮された作品。 あっという間に時間が過ぎたようにも、もっと長い時間観ていたようにも感じる。 この感動はどうにかして書き留めておきたい。 はじめに 今回初めて、予習noteを作成して『カムフロムアウェイ』

          カムフロムアウェイ 観劇記録 〜キャスト編〜

          カムフロムアウェイを最大限楽しむための個人的予習

          来たる3月21日 19:00からの100分間+アフタートークを存分に満喫するために、今回はnoteに書きながら準備してみようと思う。 今作を観劇する予定の方々が楽しむ一助にもなれたらと思うため全体公開するが、調べきれなかった点は○○等で記載、もしくは未記載となっていることを読まれる方にはご理解いただきたい。 そして、これは個人的予習のnoteであるため、人に見せることを第一としていないこともご理解頂けたらと思う。 (※ 編集の度に文章マシマシの1万文字超えとなっているため、軽

          カムフロムアウェイを最大限楽しむための個人的予習

          オデッサ 観劇記録

          105分の舞台。 ずっと同じ場所で3人だけが演じ続けている。 会話の中だけで登場する人物はいたけれど、出演者3人が何人もの役を演じ分けるといったことは無く、 日本語は標準語と鹿児島弁の2通りでの表現があったけれど、ストーリーを進めるにあたって重要になっていたのは英語と日本語の2つの言語だったためこれも正しい。 まさにキャッチコピーのままの舞台だった。 ・三谷作品のあれこれ 三谷作品の映画はそれなりに履修しているが、舞台は『日本の歴史』をLIVE配信で観劇したことがあるのみ

          オデッサ 観劇記録

          人生2回目のウィキッド 観劇記録

          前回、観たのは中学3年生の時。 授業で観た「夢から醒めた夢」に感化され、同じく感化された友人と共に観に行った。 そして私はミュージカルの沼に足を入れることになった訳だけど、13年ぶりの再観劇であの時の感動をあの時と同じ友人と共に味わうことが出来たのは率直に言って恵まれていると思う。 この作品はまた何年後かわからないけど、もう一度観たい作品だからこそ、観劇した際の空気感も忘れないよう記録に残す。 ◆ ◆ ◆ 前回「ノートルダムの鐘」を観た時は夏の暑い盛り。 今回は暫く日が空

          人生2回目のウィキッド 観劇記録

          ノートルダムの鐘 観劇記録

          1年と半年ぶりの劇団四季の観劇。 今年は観たいと思う演劇が豊作過ぎて、前回のアナ雪の観劇から他劇団の7作品を挟んでからの劇団四季ということで、かなり久しぶりの劇団四季であった。 元々、劇団四季のウィキッドの観劇をきっかけに演劇沼に浸かり始めたけれど、昨今の劇団四季以外の作品も知ることで、完全に首まで浸かるようになったなとしみじみ思う。 さて、改めて原点に立ち返ったような観劇だった「ノートルダムの鐘」を記録に残していく。 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜 キャスト

          ノートルダムの鐘 観劇記録

          『兎、波を走る』 観劇記録

          何を観てきたのか、うまく言葉に出来ない。 でも、兎に角すごいものを観てきた。 どうにか拙くも言葉にするならば、 「現実」と「妄想」が絡まったストーリーに翻弄されつつ、役者一人一人の演技に心動かされ、次第に気付かされたメインテーマに戸惑ってしまった。 観劇後、2時間くらい経った今、言葉に出来るのはその程度だ。 これから印象に残ってるシーンなどを思い出しながら、思ったことを言葉に表していきたい。 野田地図について 野田地図の存在はそれとなく知っていたけれど、今回の「兎、波を

          『兎、波を走る』 観劇記録

          舞台『パラサイト』 観劇記録

          舞台の良さって何なんだろう? 観劇記録を書き始めてから「ジェーン・エア」「ラ・マンチャの男」と原作があるものを履修せずに観劇に臨んだことで悔やむことが続いていたけれど、今回は原作を知ってるからこそ悩んでしまった。 結論として、舞台の良さはナマモノを享受出来る点が1番に挙げられると考えたけれど、今回はナマモノだからこそ起きてしまうミス(噛んで言い直す場面多数)を受け止め切れなかったから、悩んでしまったのだと思う。 あとはやっぱり原作の映画が良すぎた。 関西版にアレンジされた

          舞台『パラサイト』 観劇記録

          『ラ・マンチャの男』 観劇感想

          白鸚さん、ありがとうございました!! 今までお疲れ様でした!! もう、この言葉に尽きる。 ストーリーが難しくてよくわからないシーンもあったけれど、演じている白鸚さんから伝わるものが凄くて感動した。今までストーリーに泣かされたことは多々あれど、人に圧倒されて感動するのは初めてだった。 なんて言って良いかわからないけれど、演技というか、白鸚さんそのものに圧倒された気がする。 LIVE配信じゃ伝わらない、生で観劇してるからこそ味わえる力強さのようなもの。 もちろん観る前から、難

          『ラ・マンチャの男』 観劇感想

          『ジェーン・エア』LIVE配信 感想/考察

          チケット争奪戦に負けに負けたジェーン・エア LIVE配信があって本当に良かった。 屋比久ちゃんがとにかく最高だった。 小説や映画のジェーン・エアは未修のままミュージカルに臨んだことで、理解しづらいシーンはあったけれど、総じて歌が素晴らし過ぎて引き込まれてしまった。 屋比久ちゃんが演じるジェーンは自立心の強い女性で、その性格を表すような強い歌声で自由を歌うジェーンは最初から最後まで最高でしかなかった。 涙を流してる表情までわかるように見せてくれているカメラワークに感謝。 井

          『ジェーン・エア』LIVE配信 感想/考察