アメリカン
夜明けのコーヒーはアメリカン
琥珀色の奥に苦い記憶を沈めて
駅前の喫茶店で頼むモーニング
角砂糖ふたつとミルク
窓越しに眺める通勤客
私とは違う時間が過ぎていく
後ろめたさは誰のせい
夜明けのコーヒーはアメリカン
琥珀色の奥に苦い記憶を沈めて
冬至の朝日が差し込むテーブル
ゆで卵ひとつとサラダ
慌ただしく立ち去る客
私とは違う時間を生きている
振り払えないのは誰のせい
夜明けのコーヒーはアメリカン
琥珀色の奥に苦い記憶を沈めて
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