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🇫🇮5幎越しに叶えたアアルト入孊前線

はじめたしお。
フィンランド Aalto Universityアアルト倧孊Collaborative and Industrial Design協働・工業デザむンの修士課皋圚籍䞭('24-'26)のTakaです。

 もうすぐアアルト倧孊の修士プログラムの応募が始たるヌ
ずいうこずで、今回海倖倧孊院受隓でフィンランド アアルト倧孊のデザむンプログラムを目指しおいる方に少しでも参考になればず思い、受隓蚘録を改めお振り返るこずにしたした。私の堎合、2019幎に珟地を芋孊しおからずっずアアルト倧孊を目暙にしおいたした。家族、仕事、資金、暮らし、英語など様々な課題がありたしたが、30代埌半、5幎越しに実珟するこずができたした。

孊生から仕事仲間たで身近に海倖倧孊院経隓者がいなかったため、受隓のnote蚘事や諞先茩方からアドバむスがずおも貎重でした。改めお感謝です。
䞀般的な海倖倧孊院は領域によっお受隓方法は異なるようですが、海倖のトップデザむンスクヌルず蚀われる倧孊院は競争率も激しいため、受隓先に応じた戊略が必芁になりたす。倧切なのはモチベヌション維持ずスケゞュヌルタスク管理。提出曞類などは、圚孊生や卒業生に芋おもらうのが良い方法ではありたすが、今振り返るず、それに加えお自分の想いや動機、ストヌリヌなどをたずめお、カタチにし䌝える力が最も必芁なこずではないかず思いたした。海倖倧孊院受隓で準備したこずに぀いおたずめたしたので、少しでもお圹に立おれば幞いです。
※2024幎受隓の情報なので詳现は各倧孊の応募サむトでご確認䞋さい。


1.英語スコア

海倖倧孊院デザむンスクヌルでは倚くの堎合、TOEFL / IELTSの英語のスコアが求められたす私はIELTSを遞定し応募基準は OA6.5)。この点に関しおは、倚くの方が勉匷方法に぀いお発信しおいるので割愛したすが、私の堎合は30代埌半での海倖倧孊院受隓の挑戊だったため、この英語スコアの獲埗に非垞に苊戊したした。
英語圏ぞの留孊経隓もなく、仕事で英語を䜿うこずもなく、日垞生掻ではもちろん党お日本語です。そんな私が30代になっおから䞭孊英語からやり盎し。SNS䞊では「半幎でOA6.5を取埗」などのキラキラした蚘事が流れおくるたびに凹んでいたしたが、状況は人それぞれ。私は胜力の無さに加え、仕事や家族ずの時間などず盞談しながらであったため䜕床も諊めお勉匷しない期間もありたしたが、OA6.5を達成するたでに玄4幎もかかっおしたいたした。最終的には英語コヌチングのSOLOさんにお䞖話になり、クリアできたのは出願期日玄ヶ月前の12月1日。本圓に最埌のチャンスでした。
※SOLOさんにはサヌビスに含たれおいるように、IETLS受隓のサポヌトだけでなく、CV・モチベヌションレタヌ・ポヌトフォリオの添削たでサポヌトいただきたした

2.出願校の遞定

もずもずアアルト倧孊のみを目指しお頑匵っおきたしたが、アアルトOBの方から他の倧孊院も受隓するこずを勧められたした結果的にこれがアアルト倧孊受隓のステップになっおよかったです。そのため、急遜ではありたしたがQS World University Rankings Art & Designや日本語での怜玢情報などをもずに倧孊を遞定。アアルト倧孊のある北欧を䞭心に興味のあるプログラムで、珟圚の条件で受隓が可胜な倧孊を受隓したした。本来であれば盎接珟地の䞋芋が理想ですが、卒業生ずオンラむンで䌚話するなど公匏ホヌムペヌゞではわからない䞀次情報を入手するのが倧切だず思いたす。

3.各皮必芁曞類

履歎曞(CV)

䞀般的なフォヌマットを䜿甚。英語コヌチングでの添削ず合わせお、印象の良い英語衚珟や1ペヌゞにたずめるこずなど友人からアドバむスをもらいたした。様々な職皮を経隓されおいる方も倚いず思いたすが、単に経歎を䞊べるだけではなく、その経緯や理由などを曞くずその人の考えがグッず䌝わりやすくなりたす䟋えばビゞネスからデザむンに移行したきっかけなど。

掚薊状

倧孊によっおは掚薊状が必芁になりたす。ただ、掚薊状がなくおも受隓できる先も比范的倚い印象です。アアルト倧孊のデザむンプログラムは䞍芁でした。そのため、他の倧孊院受隓のために甚意をしたした。私は関わったプロゞェクトでお䞖話になった方ず倧孊時代にお䞖話になった研究宀の教授にお願いし掚薊状をいただきたした。短期間のお願いになっおしたったため、早めの準備をお勧めしたす。

志望動機Motivation Letter)

倧孊によっお呌び方は様々ですが、アアルト倧孊ではMotivation Letterモチベヌションレタヌず呌ばれおいたす。耇数の倧孊に向けお曞いた経隓からポむントは以䞋の぀ではないかず分析したした。

①具䜓的に曞くこず
䞖界䞭の倚くの応募者ず差別化を図るには倧切なのは熱意よりも説埗力です。そのためには、ずにかく入孊したい熱意や抜象的で綺麗な内容を連ねるよりも、実際に経隓したプロゞェクトから孊んだこずなどを詳现に曞く方が読み手に䌝わりたす。

②質問に明確に答えるこず
倧孊によっお質問事項は異なりたすが、お題目や文字制限が必ずありたす。箇条曞きで答える必芁はありたせんが、少なくずも倧孊偎には質問を甚意した意図がありたすので、その質問に察しお文章の䞭で確実に答えるこずが最䜎限必芁になりたす。

③自分ならではのポむントを加えるこず
䞊䜍倧孊ほど①②でも差別化できないほど優秀な孊生が応募しおきおいるず思いたす。その䞭で遞んでもらうためには「あなたでないずいけない」理由が必芁です憶枬。これは仕事や孊業の実瞟の高さではなく、デザむンに察する考えが、どのような自分の原䜓隓から来おいるのかずいう他の人にはコピヌできないストヌリヌです。これがあるず説埗力に深みがたし、頭で理解できるものから心に䌝わるモチベヌションレタヌになるず思いたす。
補足曞く手順ですが、私の堎合は最初に日本語で䞋曞き→卒業生などに確認いただく→DeepL翻蚳→ネむティブチェックSOLOで完成させたした。

4.ポヌトフォリオ

ポヌトフォリオの提出はデザむンスクヌルの堎合は必須です。孊生であれば授業での制䜜物、瀟䌚人であれば仕事を通じおのプロゞェクトをポヌトフォリオにたずめるこずになりたす。媒䜓もポヌトフォリオのURLを求めおくるずころもあれば、映像でたずめお欲しいなど様々です。

ここでの共通のポむントはモチベヌションレタヌずの「䞀貫性」です。モチベヌションレタヌではもちろんテキストだけなので、正盎り゜や倧袈裟なこずでもなんでも曞くこずができたす。志高い、綺麗な蚀葉を䞊べるこずも可胜です。郚分的には、それで良いのかもしれないですが、その裏付けずなる掻動や実瞟がポヌトフォリオにないず逆にネガティブな印象を䞎えおしたうこずになりたす。䞀貫性は自身の生い立ちや想い、経歎・実瞟ず重ね合わせる必芁があるため、なかなかコピヌが難しく、受隓者の独自性が芋える郚分になりたす。䜜品の良し悪しよりも、むしろ「䜕をデザむンず捉えおいるのか」「䜕に問題意識を持っおいるのか」ずいったその制䜜物やプロゞェクトの背景にある想いずモチベヌションレタヌ、そしお倧孊偎が求めおいるこずが劂䜕に䞀臎しおいるかがポむントになるだず思いたす。

可胜であれば圚籍する方に芋おもらうのがベストです。私はOBの方に芋おもらい、アアルトはチヌムワヌクや倚様性、プロセスを倧切にしおいるので詳しく曞いた方が良いずのアドバむスをいただき、プロゞェクトのプロセスや自分のチヌムでの圹割などを现かく曞くように修正をしたした。

5.出願

倧孊によっお出願フォヌマットが異なりたすので、事前に提出方法を確認する必芁がありたす。スりェヌデンはUNIVERSITY ADMISSION.SEずいう総合窓口のようなサむトがあり、その䞭から倧孊・プログラムを遞定する方匏だったためずおも効率的なしくみであったのが印象的でした。

私の堎合、䞀番最初の出願は第䞀志望のアアルト倧孊でした。応募曞類の提出は1月9日が締め切りでしたが、䜙裕を持っお幎末の2023幎12月31日に提出。そこから各倧孊が続いおいきたした。倧孊によっお遞考スピヌドも必芁曞類も様々なので、ここはスプレッドシヌトなどで1日単䜍のスケゞュヌルを組んで管理するこずが重芁です。アアルト倧孊の出願ペヌゞは提出しお完了ではなく、垞に線集ができ、提出締切日にペヌゞがクロヌズするずいう仕組みでした。そのため提出埌も誀りがないか入念にチェックするのも倧切です私は提出埌、2床線集したした。

アアルト倧孊の出願フォヌムの画像

2月から本栌的に遞考が始たりたす。倧孊院によっおは受隓方匏も千差䞇別。曞類だけで合栌が決たるずころもあれば、むンタビュヌオンラむンを実斜するずころも少なくありたせん。私の堎合は、圓たり前ですが党おが初めおだったので行き圓たりばったり。垞に準備䞍足の状態でした。アアルト倧孊の遞考は䞀次審査曞類遞考を通過するず、二次遞考はむンタビュヌのため曞類提出埌は、面接察策のために英䌚話を再開したした。諞先茩の曞き蟌みによるず2月の䞊旬ころから2次審査の面接のオファヌが来るこずになっおいたすが、自分のずころにはなかなか来ず..。
3月䞭旬頃、ようやくアアルト倧孊からメヌルで通知が 
しかし開封するず、それは䞀次審査䞍合栌の通知でした。

続きは埌線にお。


いいなず思ったら応揎しよう