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synthesis_CIID winter school service design vol.3

vol.1vol.2がこちら

Cluster&themes:インタビュー情報を整理しよう

インタビューの情報を全部付箋に書き出したら、
次はgeneral problems をspecific problemsに収束していきます。
使う方法はCluster&themesです。

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書き出した情報をテーマごとに分類していきます。
直感で興味深いなと思う付箋を一枚取って、それを中心に1つのテーマを作るイメージです。
上記を繰り返します。

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悪いテーマと良いテーマがあります。
例えば私たちのケースで言いますと、
悪いテーマ
「趣味」「生活習慣」「移動手段」「家族」
機能的に分類していますが、深い洞察を引出しにくいテーマ

実際私たちが考えたテーマ
「コミュニティのあり方」「価値観 本人の心の持ち寄り」「広い豊かな人間関係」「狭い人間関係」「過去を生きる」「バイアス」「comfort zone」
実際良いかどうか分からないですが、結構直感でやっています 笑。

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実際Cluster&themesを終えた写真

Insight:課題を確定しよう

次にテーマからインサイトを考えます。
以下インサイトの定義になります。

Insight:What you saw+what you know+your intuition.A lightbulb moment resulting in a meaningful conclusion, expressed as a declarative statement in a full sentence.

良いインサイト

・Are self-explanatory
誰が見てもわかる。説明しないとわからないインサイトがもしあったらもうちょっと練っていく必要があり
・Have a “because”
事実に対してなぜこうなっているかの理由を付ける。
 Are non-obvious and specific
具体的で深い仮説がある
 ・Describe how things are, not how they should be
「こうすべきた」という意見ではなく、事実と仮説を述べる
例えば
「こうすべきた」という意見が入っているインサイト
お年寄りはより多くの人に会って、新しい人間関係を構築した方が老後生活が豊かになる。
 
事実と仮説が入っているインサイト
同じ昔話を繰返しているのは新しい人間関係が構築できていないからだ。
 
インサイトのところで結構苦戦しました。。。
以下が実際講師から指摘された問題点です。一部シェアします。

Insight
Elderly people have less chances to update their bias.
Many elderly people feel happy by looking back on their old days.
 問題点
理由が述べていない。
 
Insight
Elderly who have a mind more like a young man tend to have more experiences of challenging things at their earlier stages of life.
 問題点
“more like a young man”とはどういう精神状態か
記述にさらに説明が必要な言葉がある。


 私たちのグループは以下のインサイトをさらに改良することにしました。
Elderly people have less chances to update their bias.
上記に対して私たちは他のテーマの情報を元に以下の理由(仮説)を付けました。
新しい人と交流する/新しいことをやってみる機会が少ないため

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A4半分の紙にいっぱいインサイトを貼りました。

Typology:ユーザーの行動パータンに注目しよう

インサイトを抽出する時に手助けとなるのがユーザーのTypologiesを考えることです。
Typologiesはユーザーの行動パターンをベースにユーザーのタイプを分類する手法です。
ペルソナとの一番の違いは「人の性別や年齢」は基本見ずに、行動パターンに注目します。

1つの例をあげると
買い物のとき下の4つの行動パターンがあるかなと

①ニーズ:今すぐ使いたい
行動:近くのコンビニで値段が一番低いのを買う
②ニーズ:ちゃんと比較してから買う
行動:比較サイト、口コミを見て、試着してみる
③ニーズ:もっと安くできないか
行動:同じ商品の価格を比較したり、値引きしてもらうように交渉したりする
④ニーズ:特に目的なく、いいのがあれば
行動:色々見て回る

Typologyをペルソナと比較してみると
メリット:思考が柔軟になる。ペルソナだと、どうしても偏った人物像を固定させてしてしまうから。
上記の例だと、買う商品や場面によって、同じ人でも行動パータンが変わったりするので。
講師のsimonはペルソナに対して結構否定的でした。
対して、Typologyの問題は行動に注目すると、じゃあ実際ターゲットの人どこにいるかどう特定するか。

重要なのはTypologyもペルソナもインサイトの解像度をあげるためのツールにしかないので、合わせて使っても良いことです。

ちなみに、同じグループの方から聞いた話だと、netfilixは年齢や性別の属性データを収集していないです。A動画を見た人はB動画を見る傾向があれば、おすすめ動画にB動画を表示すればよい。
これはアフターデジタルという本にも書いたように属性データだけだとデータとして何の価値もなくて、だから中国は無人コンビニをやっているのも人件費の削減ではなくて、消費者の行動データを取りたいからです。

私たちのグループはTypologyを以下の4つにしました。
最初1個疑問に思ったことがありました。何を軸に分けるか。
講師の助言で、インサイトに沿ったTypology、これからのsolutionに寄与するTypologyなのか。

私たちは「お年寄りがどのように他人と交流しているか」という観点から
以下のように4つのTypologyに分けました。名前がちょっとかっこいい英語を使いました 笑。

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Outgoer
常に新しいことに挑戦していて、新しい人に会うことが楽しいと思う人
I know, but how
引退後の生活圏を広げたいが、どうすれば良いか分からない人
Current world
今のコミュニティに満足している人
My world
一人でも専念できる趣味、やることがあって、コミュニティを求めていない人

「I know, but how」のー人が一番ニーズがあって、助けが必要だと思ったので、こちらをメインターゲットにしました。

次回はspecific な課題に対して、solutionを出すIdeateフェスについてまとめます。

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