「The Routledge Encyclopedia of Film Theory」

今年もいっぱい本を買って、いっぱい読み残しました。今年購入した中で一番充実している本。

50名以上の寄稿者が約80の基本的な概念について解説している映画理論事典。大学で映画理論を学ぶ学生に向けて、わかりやすい言葉で語るという方針で書かれているので、一介の趣味人でも気楽に読むことができます。

「映画と感情」「記憶と映画」「受容理論」といった抽象的な項目を毎晩少しずつ読んでいると、作品や監督へのこだわりが薄れ、おもむくままにDVDを購入したら、ディズニーのコメディやテンプルちゃんに行き着いてしまいました。

ジル・ドゥルーズの影響力の強い「運動イメージ」と「時間イメージ」の項目もあり、彼の著書を気楽に読むための足がかりにもなりそう。

2016年12月11日

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