
プロとの仕事はおねだん以上〜他業種からの学び〜
どの道であれ、プロフェッショナルな方のお話を聞くのは本当に楽しい。仕事を一緒にさせてもらえれば尚更そのすごさがわかる。オープン当初もそう思っていたが、今回の件でまた勉強になった。
*プロの定義って?
*お値段以上のものとは?
*与える側へ移行する
*プロの定義って?
プロ=プロフェッショナル
私の中では、
10年以上続けてきた方の事をプロ、と思っている。
どんなにゆっくりなペースであろうとこつこつ積み上げて来た人もいれば、毎日真剣に向き合って激動の日々を過ごして来た方も同じプロだと思う。
要は、続けてこれた人。
という認識で私はいる。
私はバーテンダーを始めて12年程。
実際のところ、まだまだだと思っている。
しかし、お客様から見ればもうプロなのだ。
自分の店を構え、バーカウンターの中に立つ。
プロであるべき場からは逃げられない。
だからこそ、もっとプロであろう、
もっとプロになろうと努力を重ねていく。
追求に追求を重ねても終わりはない。
お酒を作るだけのプロだけにはなりたくない。
その空間を作ってこそ。
毎日同じ事をやればいいという事でもない。
この仕事が好きで、面白いし楽しいから続けてこれた。
プロで居続ける為の努力をしていきたい。
改めて、プロフェッショナルな方々とお仕事をさせて頂き気づいたことがあり、私にとって自身を見直すよい機会となった。
*おねだん以上のものとは?
でも、プロと働くってお高いんでしょう?
テレビショッピングの一言みたいではあるが
やはり気になるのはお金の問題。
しかし、プロに頼んで良かった。
と思う方が多い気がするのはなぜだろう。
やりたい事と予算を伝えてお話すれば、可否をしっかりとお伝えしてくれるし、出来る時はその予算内で収めようとしてくれたりもする。
私もはじめは、多少高いかなと思ったりもしたが、最後にはこの方に頼んで良かったと思わせてもらえる。
今回はシンプルにそう思わせてくれた例を書きたい。
例①空調のお掃除屋さん
依頼内容/空調のお掃除・点検
当店は、業務用の空調が2台ある。
さすがにこれは専門の方に頼むべきと判断。
空調のお仕事は、全て空調が止めている中での作業となり、夏場の繁忙期はそうとう過酷な作業である。
私が店内で作業を眺めていると、部品を分解する毎に何がどうなっているかを教えてくれた。
清潔に保つにはどうしたらよいかなど、私の質問にも嫌な顔をせずに自身の見解や経験値からの言葉で丁寧に答えてくれた。
信頼を得る為にやってるわけではなく、お客様の疑問に親身に答えていくその姿勢がステキであった。
短時間での信頼を作れるってこういうことかと。
一生懸命に作業してくれたこの方に、来年もお願いしようと思うと共に、私も同じようにまたこの店に来たいと思える仕事をしたいと思わせてもらえた。
例②内装工事の業者さん
依頼内容/棚の制作・設置等
出窓にオーダーメイドで棚を作り設置する作業を依頼。良くある話らしいのだが、出窓の高さは、端と真ん中では少しずつ高さが変わっていた。
立て付けも考えて数ミリ単位のものを正確に作り隙間無く設置してくれた。その後の作業でも現場で必ず、これはどうしましょうか?と聞いてくれる。勝手にやったり絶対しない。
トラブルを避けるためにオーナーさんの意見を読み取り、どうするのが1番良いのかを自身の経験値から導き答えを出していく。しかもその答えの出し方が早い。
私もたくさんのお酒や知識を持つためにもっと勉強しなくては。。。と思わされた。
独自の視点や目線、考え方、応用力、接客。
シンプルな事でプロは出来て当然のことかもしれない。
でも普段の単純作業程その人柄がでるし、その場にいたことで気づけた事が収穫だ。
プロに頼んで高いとは感じなかった。
むしろお金を支払い工事清掃までしてもらい、学ばせてもらえてるからありがたい!!
プロの方と一緒にお仕事ができるということ。
それは、自分もその価値が理解出来ているということでもあるし自身の成長にも繋がるのだなと思う。
日常からプロの視点で考えて行動する、いつか自分はこんなプロとお仕事をするんだという意気込みを忘れないで毎日を過ごしていこうと思う。
*与え伝える側への移行
私も、当たり前におねだん以上の仕事をし続けたい。
貰っている側にずっと立っているのではなく
プロとして与え伝える側へと移行したい。
それも想い続けることによって
変化出来ると信じて進むことにした。
最近、少しずつ文章書くのが早くなって来たのを
感じるが、プロには程遠い。
いつか、文章でもプロになれるよう書き続けよう。
さて次回は、早くやりたくてしょうがなかった
今まで温めていたお話をしたい。
私の愛するウイスキー、アベラワー。
やっとバーテンダーらしいお話w
楽しみにしてくださいね♫
それでは、今宵も良い夜を。
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