①そろばん式暗算を最速で身につけるための教材開発に迫る!
高橋(以下ーー):そろばん式暗算学習アプリ『そろタッチ』の教材開発についてお話をいただけるということで、岩佐さん・宮さん、本日はお時間をいただきありがとうございます。かんたんに自己紹介をお願いできますか。
岩佐:私は会長である山内と大学の同級生なんです。自らの子育てから幼児教育に興味を持ち始めたタイミングで、山内から「暗算特化型の教材を作りたい!」という言葉に縁を感じ、今日に至ります。
当初から、カリキュラム作成や教材開発をメインにおこないつつ、生徒の反応も直で見たいので授業も持っています。
宮:私は小さい頃そろばんを習っていて、また大学では教育学を専攻していました。そろばんと教育、最も関心のある2つがかけ合わさったDigikaに魅力を感じ入社しました。
先月まではラボ校の教室長をしながらカリキュラムや教材開発をしていましたが、今月(2023年11月)からは教材開発に専念しています。
ーーありがとうございます。山内会長からも「教材開発の歴史は岩佐に」と伺っております…!
また宮さんは暗算十段をお持ちとのことで『そろタッチ開発には、実際にそろばん式暗算の強力なバックボーンがある』ということ、大きな魅力ですよね。
発足当初から一貫したカリキュラム構成
ーー早速ですが【そろばん式暗算を最速で身につける】というテーマで教材開発をするとき、まずはじめに何をしましたか?
岩佐:まず暗算上級者を定義(S12クリア)し、そのために学ぶべきカリキュラムをまとめました。多少呼び名の変更や肉付けはありますが、これは2014年4月から大きな変化はありません。
このカリキュラムにのっとった上で「運指とイメージ力(りょく)を定着させるために我々はどうしていくか?」をつねに自問しながら教材づくりをしています。
ーーなるほど・・・そもそも「どのように計算ができるようになっていくのか」という、そろばん業界でブラックボックスになっている部分を細分化し明確に示したことが革命的です。(社外秘のため載せられませんが、高橋が見せてもらった資料ではもっとこまかく細分化されています。)
岩佐:ありがとうございます。
そろタッチでは、S12ステージをクリアした生徒を『暗算名人』としており、2022年は約900名が達成しています。
ーーS12ステージはそろばん界における、およそ【暗算3級】レベルと言えますね。っっって、ちょっと待ってください!小学1年生〜3年生での『暗算名人』到達率が非常に高いですね。
ーー暗算をきびしく教えるそろばん教室でも、8歳あたりで暗算3級レベルは非常に速いペースだと感じます。大変失礼ながら「とりあえずやればクリアになる」ということはありませんか?
岩佐:そろタッチでは一定の基準を満たさなければ次のステージに進むことができないため、とりあえずではクリアできません。『暗算名人』までの学習量は生徒それぞれです。
▼S12レベルを見てみる▼
そろタッチの上手な進め方
ーーとても速いペースでそろばん式暗算が身につくことについて納得しました!次はぜひ上手な進め方について教えていただけますか?
岩佐:まず第一は『きょうのミッション』を毎日進めることです。ミッションは『計算問題』のほか、補助的に学び理解を深めることができる『ゲーム』をあわせたもので、バランスよくそろばん式暗算を学ぶことができます。
ーー計算問題を解くだけではダメで、生徒に応じて部分的に補強する必要があること、とても分かります・・・!この課題をプリントではなく、タブレットにおける『ゲーム』として出題できることは圧倒的な強みですね。
宮:そうなんです!ゲームについて1点補足させていただくと、ゲーム一覧を開いていただくと、グッドマークがついたゲームがいくつかあります。
これらは、各ステージに合った『今オススメのゲーム』で、J3ならJ3用の、X1ならX1用といったように、今まさに学習中のものに対し、補足練習ができる仕組みになっています。
やる気を生みだす創意工夫
ーー「今自分は何をすべきだろう?」と手が止まってしまうと、モチベーションの維持もむずかしくなりますからね。『きょうのミッション』と生徒ひとりひとりに適した『ゲーム』、万全の布陣すぎます・・・。他にもやる気に関する工夫などはありますか?
宮:モチベーションに関連する話では、最近ランキング機能が改善されました。ランキングはミッションクリア数が月ごと/日ごとで表示されるようになっていて、最近のアップデートにより、各ステージごとに見られるようになりました!
細分化されたことで子ども自身が「S5ステージを学ぶ全世界の生徒の中で、私は6位なんだ!」と喜べる機会が増えただけでなく、保護者の方からも「子どもを褒めやすくなった」「楽しんで見ています」というお声も多くいただき、学習意欲アップに繋がる機能だと感じています。
宮:また、ランキング右の『はやおき』も面白いですよね!子ども達の中には朝6時よりも前からそろタッチを開き、「早起きで1番になりたい!」と、頑張ってる子もいるというのが素敵です。
また、子どもたちの頑張りを様々な角度、観点から褒めるというのがそろタッチの特徴だと思います。
ーー学習面だけでなく学習以外の部分にも、子どものことを考えた創意工夫が散りばめられていますね…。『これぞ教育』という感じがします。
宮:その点でもう1つだけ言わせていただくと、実は7日間連続で学んだときだけ特別なアニメーションが現れるようになっていたりします(笑)
そろタッチオリジナルのここがスゴい!
ーー今回そろばん指導者として1点、教材で感動したところを伝えさせてください。ズバリわりざんでして、そろばんではできない、かつ筆算の良い部分をうまく取り入れられたなと感じます。
岩佐:わりざんに関しては、涙なしでは語れません。社内で長い時間をかけて話し合い、今の形にたどり着くまでに3年かかりました。
ーー何より感動したのは『こたえの0の位置をまちがえにくい』ということ。
「670を67としてしまう」というミスはイメージしやすいと思いますが、そろばんでは「607を67にしてしまう」のような『あいだの0がいなくなってしまう』ミスも多いです。
そんななか【そろタッチ式】とも言える、こたえを横ではなくタテに置くことで位取りを感覚的かつ正確におこなう方法、まさに革命と言えます。
良い教材を届けつづけるための体制づくり
ーーそろばん/暗算十段として、また教育者としても、そろタッチアプリが良いプロダクトであると明言できます。ただなぜこれほどまでに多くのアイデアや着眼点が見つかるのでしょうか。なにか特別な仕組みがあるのでしょうか。(※発想力に自信がある高橋は悔しくなっています※)
宮:社内の文化として「お問い合わせをとても大切にしている」というのは、理由としてあると思います。
実際に生徒として学んでくれている方からの声には、私たちが気づけないことも多く、また保護者様や教室運営パートナー様の声から実装された機能も数多くあります。
ーー(あ、きょうの取材前にXで見たヤツだ!)
岩佐:もっとも、すぐに実装するわけではありません。新しい機能はまずラボ校専用アプリに反映し、子ども達の反応や意見を取り入れながら完成させ、全体にリリースするようにしています。
今のそろタッチアプリがあるのは、ラボ校生徒の協力があってこそです。
ーーそろタッチアプリを良くする大きなPDCAサイクルのなかで、ラボ校という小さなPDCAサイクルも回されているんですね。脱帽です・・・。
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「素晴らしい。ただ一年後はもっと素晴らしいんだろうな」と思わせるDigikaのそろタッチ。
次回はそろタッチ飯田橋ラボ校に突撃!!
【②そろタッチ『教室』がある?!アプリ学習との違いや特長について】にて、またお会いしましょう😁
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