声とことばの紡ぎ手 naomi
きっと今から書くことはだいぶ恥ずかしい感じのことになると思うし、誰かの目に触れるかたちで書いていいのかどうか分からない。 だけど、自分の中に置きっぱなしにせずに出してやった方がいいような気がして、感じたこと→言語化、の動きが明瞭なうちにと引っ張り出している。 昨日、2021年11月23日は、夕方から神戸・塩屋のグッゲンハイム邸へ、歌手・Kawoleさん主催の朗読ライヴ「銀河ノコモリウタ」を聴きにいった。 子育て中の身としては、日が暮れる時間に電車に乗っていることすら新鮮だ
今日はいきなりですが、ボーカル募集しているバンドさんで歌ってきました。 家族にも親しい友だちにも、誰ひとりにもいわずに。 募集を知ったのが数日前だし、直前まで迷っていたので。 バンドのボーカルは今すぐではないにせよ、したいことのひとつでした。 最近久しぶりにメン募をみてみたら、数年前は過疎だったサイトが思いのほか充実していました。 ただそうは言っても条件がぴったりのところってなかなかない中で、かなりストライクな記事があり、連絡先が同世代の女性、というのが見つかり。 気軽に連
中学生の娘が、『きみの色』を観たいというので映画館へ。 監督は『映画けいおん!』の山田尚子。 人を色で捉えるという個性をもつ、女子高生トツ子が主人公。 憧れの元同級生・きみ、きみのバイト先の古本店で出会ったルイ、3人でバンドを組むことに。 この3人も周りの友人たちも、今どきの高校生よりもずっと純朴で清らかな人格を与えられているかもしれない。 でも、実は大半の10代はこの純粋さを併せ持っていると思う。 保護者を傷つけたくないから本当のことを言えない、とか、自分のしたいこ
2024.9.7. 「オイリュトミー・ピアノ・朗読による銀河鉄道の夜」公演本番。 お越しくださった方、お心寄せてくださった方、ありがとうございました。 #銀河ノコモリウタ プロジェクト参加を機に、朗読や声の表現をしたくて、ヒヨコの歩みをはじめたのが2年半前になる。 プロジェクトチームと顔合わせの日の記事はこちら ちょうどその頃、ピアニストの朝美さんからお声がけを頂いて、翌年の秋にはライブハウスの舞台に立っていた。 ヒヨコなのにね、いろいろすっ飛ばしてヒヨコのまま走ってる
#ブルーピリオド 観てきました。 映画を観てボロボロに泣いたのは久しぶり。 山口つばさによる漫画が原作で、高2生・八虎が絵を描くことに目覚め、東京藝大油画科現役合格を目指すことになるストーリー。 成績優秀、コミュ力強い八虎は、絵に出会うまで世渡り上手く生きてきたんだけど、選択美術で描いた絵をきっかけに「生まれて初めて人とちゃんと会話した気がした」。 美術部員や教師との出会いもあり、進路選択の事情も手伝い、あれよあれよといううちに藝大一本目指してひたすら描く生活に突入する
時間は未来から過去に流れる、という概念を聞いたことはあるでしょうか。 中学生になり、絵に描いたように多感になってきた娘をみていると、そんな、一見、んなわけあるかい!てなことが腑に落ちます。 紫陽花の種がいつか6月を彩ると決まっていて、種としてそこにあるのと同じことだと思います。 彼女がいつか素敵な大人になることは決まっていて、その逆向き延長線上に今の多感期があるのだと。 親として全部を受け止める必要もなく、ただ必要なときに乗り込める助け舟として、そばにプカプカしている
私はいくつかの仕事をかけ持ちしています。 昨日は保育園の補助に入っていました。 小さい子は才能と個性の原石みたいなもの。 守秘義務があるので詳しく書きませんが、昨日は個性を強く放つタイプの子に付いていました。 公園遊びで、みんなから離れて何をしているかと思ったら、 大きな木の木陰で、木の皮の感触を楽しんでいる。 「わ、木の皮って固いね。裏が白いのね」と、 私も感想をそのまんま口に出す。 そしたら、その子が、ふわっと穏やかな笑顔を向けてくれました。 普段は目の前の、 自
今日も1日がおわろうとしています。 あなたは今日のあなたを生きて いまここにいます。 さあ、これからあなたは旅に出ます。 あなたのこころは、明日の朝まで からだの重さや つかれ どこか痛む場所 そういったものから離れて とても早く とても柔らかに とても軽やかになります。 そして眠りの世界では 不安や悩みは、 隠れて見えなくなってしまいます。 眠りの世界では、 あなたの天使が それらを預かるからです。 あなたは眠りの世界で、 思いもよらない場所に、時代に いるかもしれま
2022年、関西は暖かい大晦日を迎えています。 私はこの1年はとても濃密でした。自分の覚悟を試される分岐点がいくつかありました。それまでの意識=「子どもの生活時間に影響しない範囲で」を超える必要がありました。 そして、私が選んだのは、Go、でした。 こうして穏やかな年末を過ごせているのは、たくさんの周りの人たちのおかげです。 さて、12月には上の子が16歳になりました。 私はこれまで、平和な日々を選択できる日本で子育て出来た幸運の持ち主。 子育ての過程で、子どもの成長
風の時代になったと言われてしばらく経ちますね 時代が移ったなら、 風に移行した人 土にとどまってる人 分かれてきているように思うけど それはなぜだろう そんなもんなのかな 詳しい人に聞いてみたい。 例えば私の夢というか思い描くことに対して ただただ聞いて全肯定してくれる人と ネガな面を指摘して教えてくれる人と。 どちらも、私を思ってのことに変わりはないのに 私のこころが響くのは前者で 後者の言葉には、大切!と感じながらも いろいろ手がつかなくなるくらい怯
早朝のお風呂。蒼い時間。鳥が鳴く。静かで、贅沢だなあって思う。 喜びを伴ってひとりで居られる時間は貴重。 喜びを伴ったひとり時間というのは、ああ、いま自分は100%の自分に近い、と感じられて初めて成立する。 100%に近いとは、満たされているということ。 もちろん誰かといるときに、そして大勢のなかで何かをしていても、100%に近いな!と感じられるとき、ある。 仕事のうえでその瞬間を感じられるならば、それを天職と呼ぶのかも。 仕事しているときのことはいったん横におい
銀河ノコモリウタ2022年3月14日、人生で初めて、本格的な機材によるレコーディングを体験してきた。SOUND&ART BOOK 音のえほん「銀河ノコモリウタ」 に、一般からの朗読者として参加したのだ。 総合プロデュース・歌手のkawoleさんを始め、パーカッショニスト渡辺亮さん、ギタリストIsa Guitarraさん、美術家の安野谷昌穂さん、翻訳家の柴田元幸さん...と、錚々たるお名前が並ぶプロジェクト。 そんな方たちの作品に自分の声が残るなんて、大それたことを。 それ
私たちは幼い頃から、自分を知ってくれる人との関わりの中で自分を自分と認識していくのだと思う。 私も、たくさんの人との関わりの中で「nさん」として在るのだと思う。 ところが、これは例え話なんだけれど、 ある日突然、あなたは直太朗だと、それとも、あなたはJemimaだと言われたらどうだろう。 あるいは、長い時間をかけて、直太朗であることを、Jemimaであることを、求められる、というよりか、誰かが自分のことをそのように認識するようになっていたら。 そりゃあ戸惑う、混乱する
旅がすきです。移動していないと自分が自分でない気がする。 遊牧民の遺伝子が入っているのではと勝手に思っています。安静時心拍数が高いことも関係あるかもしれない。 今日は夕方の変な時間に寝てしまったのだけど、記憶というのは不思議なもので、20年前以上に電車から見ていたチェコの湿原が夢に出てきた。 起きてから数時間、ここはどこ?状態に陥ってなんだか現実味がない。そんなときはとりあえずお水を飲んで、子どもとの会話。自分の居場所を確認する。 しばらくしてアルバムを引っ張り出して夢で
喪失について 突然ですがパワーストーンがなくなるときの意味、って聞いたことありますか。 先日、この4年半ほど、ほぼ肌身離さずつけていたパワーストーンのペンダントを失くしてしまった。 それは、昨年お亡くなりになったトーマイタルさんが紹介されていたもので、それをつけてから感じていたことは、「自分に必要な出会いが最速でやってくる」というもの。 私はもう頼り切ってしまっていた。 心当たりのあるところをぜんぶ問い合わせてみましたが見つからず。 パワーストーンは、その役割を終
2020年の外出自粛が機だったか、早朝散歩の習慣ができて、いま住む町をあちこち歩くようになった。 この冬休みには少し変化球を。 余裕のあるときは、電車移動を取り入れることに。 最初は一駅。 今日は、京都駅まで距離を延ばしてみた。 朝5時台の電車でも、通勤の人がそこそこいる。 手ぶらの私はもしかしたらコイツは何なんだという風に人目に映ったかもしれない。 京都に着いたら空いているカフェを探しながら新幹線口まで行ってみた。 このまま手ぶらで新幹線に乗ったらそりゃ愉快だろう