開催報告)第17回スキマ研究会
第17回スキマ研究会「不登校、その先を考えるVol.3」
事業:まちづくりの推進に係る事業
主催:認定NPO法人まちづくりスポット
場所:松倉山荘orオンライン
開催日:2023年4月10日(月)19:00~21:00
参加者数:現地参加22名、オンライン3名
スキマ案内人:澤谷美津枝氏(岐阜県若者サポートステーション飛騨高山サテライト サテライトマネジャー)、西村秀樹氏(通信制高校サポート ドリーム高等学院 学院長)
今回のスキマ研究会は、「不登校、その先を考えるVol.3~高校入試について~」と題して、通信制高校に通う生徒のサポートを行うドリーム高等学院から西村秀樹さまと15歳~49歳までの就職を目指す若者をサポートする岐阜県若者サポートステーション飛騨高山サテライトから澤谷美津枝さまがスキマ案内人として登壇して下さりました。
当イベントは、『不登校』の『高校入試』は、保護者、当事者は手探りで困っているという声から企画しました。当日は、当事者保護者、相談員、学校関係者、医療関係者が参加しました。高校入試条件、調査票等々の理解を深めると同時に、地域内でのサポート体制について知ることができました。
「こどもの未来の選択肢を広げるために」という座談会テーマでは、皆それぞれの想いをグループ内で共有することができました。参加者からは、「公立校だけでなく、視野を広げると選択肢があることを知り勇気づけられた」「不登校は問題行動ではなく、意志表示行動であることからその表現を守るためにできることは何かと考える機会となった」と感想をいただきました。
~参加者の声~
「印象に残ったことは?」
●ドリーム学院の入学生が増えていることや、不登校の子どもさんの事で、悩んでおられる親御さんが多いことで、親だけで悩まなくても良い仕組みが作れないかなぁと思いました。
●飛騨地区にもたくさんの不登校の生徒たちがいること、居場所の少なさ、各施設の連携もなく、情報もなかなかつかみにくいこと。
●高校は義務教育ではないので、いくもいかないも本人の選択であるとすると、不登校という言葉が適切ではないような気がする。
●「不登校問題」は子どもたちの問題だと思われがちだが、みなさんのお話を聴く中で、これは大人が引き起こしている問題だと強く感じました。
●子供の相談先としてはもちろん、親としての話を聞いてもらうことも大切だなと感じました。 帰り際、ドリーム学院を実際に卒業された子をもつお母さんの話も聞くことができ、より自分に近い立場で身近に感じられました。
●お母さんを救う、がんじがらみの心を救う、こどもをお任せしていい場所があるといい。 →私、仕事していいの、楽しんでいいの、生き生きしていいのって声が聴けた。
「次はどんなテーマでスキマ研究会やりたい?」
●不登校や特性のある子との関わり方。 今回の話でも親がしんどくなってしまうことがあげられたので、どう関わっていくか、皆さんどう過ごしてみえるのか 自身のメンタルケアとしても知りたい。
●不登校、その先。社会に出られない若者について社会に出られなくてもいきられる(リモートなどで収入など)道は作られるのか、外に出ようと思える社会はつくれるのか。親以外との関わりの確立(高山市として)など
●ホームスクーリングについて
●不登校中の学校との付き合い方