2021/7/2 6月議会② 『GIGAスクール構想』
一般質問② GIGAスクール構想
昨年度からコロナも相まって、国の予算で小中学生に一人一台のタブレット端末の導入され、全学校全クラスにもプロジェクターが設置されました。質問内容は以下の通りです。
①昨年全小中学校全クラスに導入した電子黒板機能付きプロジェクターが黒板にほとんど映らないがどうする?
②先生たちの授業以外の公務を支援する「校務支援ソフト」の導入で効率化を。
③ICT活用の意思決定や情報共有はどうなっている?情報共有に課題があるので?
④不登校支援をしている教育サポートセンターにタブレット端末がないが配置しないの?
市の返答は、
①小学校にはスクリーンを早期に購入する。
②国も推奨しており導入を検討する。
③ICTのワーキングで検討したことを各情報担当の各学校に持ち帰り、職員会議等で共有している。指摘があった通り情報共有に課題があり、強化を図っていく。
④ 今月から予備のタブレットを5台導入した。
まず①のプロジェクトターについては、子どもたちも見えないと言っているが、教育委員会はいまだ十分見えると言い続けている。指摘してから、全学校にアンケートが入り、小学校4校で見えづらいとの回答があったが、中学校から問題があるような回答はないとのことだった。小学校に何回も見に行ったけどやっぱり見えない。中学校に行ったら、モニターを使っていてプロジェクトターはほとんど使ってなかった。今回は小学校は動画を多用するのでと理由で、簡易スクリーンが導入されることになりました。
③の意思決定や情報共有については、なんだかとても心配なので質問しました。学校って先生たちの主体性で成り立っている部分があり、今現在ICT的な不備があっても、個々の先生の工夫でなんとかしてしまおうとしている。そのため学校間や教員間の差が大きい。また情報共有に課題があることは確認していている。先生たちの自助努力ではなく仕組みとしてしっかりしてほしい。
学校の独立性や教育委員会の独立性で、教育が外から守られている部分もあるけど、それゆえにブラックボックス。こちらは学校や子どもたちが何で困っているかわからない。
②は導入検討ということで進みそう。④は毎年子どもの数が小中で60人くらいずつ減るらしく、余ったタブレットを色々配置しようとしている。因みに各学校の校長や探求学習支援員などには、まだ端末は配置されていない。意思決定をしている校長は必要だと思う。
以下、実際の通告文です。
ICT技術の社会への浸透に伴い、教育現場でも先端技術の効果的な活用が求められる時代となりました。本市でも小中学生に一人一台のタブレットが導入され、GIGAスクール構想が動き出しています。以下の点について伺います。
(1)今年、市内の全小中学校の全てのクラスに導入された電子黒板機能付きプロジェクターが、教室の緑色の黒板にはほとんど映らず、子どもたちから見えないとの声をもらいました。市の対応を伺います。
(2)校務支援ソフトを利用し業務を効率化することを提案します。市の考えを伺います。
(3)ICTの利点の一つに拡張性があります。新たなアプリやソフトの利用、ICTの活用等はどのような流れで行っているのか、またICTの活用情報は各学校や教員間にどのように共有されているのか伺います。
(4)不登校児童生徒へのタブレット活用が進んでいないことを懸念しています。また、教育サポートセンター分のタブレットはないと伺っています。不登校児童生徒のタブレットの活用状況や、教育サポートセンターへのタブレット導入の考えを伺います。