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食べる#26 猪肉のある食卓とそれにまつわるストーリー

現在、FeMEETS(フェミーツ)というブランドを立ち上げ、20名のモニターさんに協力いただいてテスト販売を行っています。

有害鳥獣として捕獲される脂質の少ないイノシシの栄養価に着目し、
鉄不足による貧血に悩む女性の課題を解決するサブスクリプションサービスです。

月に一度、月経で失う鉄を補完する量の猪肉が届きます

このnoteで、これまでの私の経験や着想を綴ってきました。

今考えると、文章にしながら自分自身の頭の整理をし、
誰かに読んでもらうにためにもう一度学び直しながら再度アウトプットし、
アウトプットしたことによって「私も困ってる!」という声が集まり、
「顔の見えるあの人に喜んでもらいたい」という想いが芽生え…
FeMEETSはnoteの更新とともに形になったと言っても過言ではありません。

ドラッグストアで働いていたとき、体型を気にする女性達のタンパク質と鉄不足が気になっていました。
もちろん、立場上サプリメントに関する相談対応はしていましたが、
管理栄養士として「サプリメントは3食バランス良く食べた上で補助的なもの」という姿勢は貫いてきました。

しかし、その「3食バランス良く」を習慣化することの難しさ。
家族を持って毎日の食事作りがタスクと化した今、強く強く痛感します。
そこにさらに「家計管理」も絡み合います。
値段が高かったら続かない。
そもそも、自分のためだけにお金は使えない。

さらに昔の原体験としてあるのが、
「美味しく・楽しく・幸せな食卓」の風景。
食事は単なる栄養補給ではなく、食卓を囲む顔が笑顔であってほしい。
家族と一緒なら、食材の背景のストーリーで会話が弾んでほしいし、
一人で食べるときも、誰かの顔が浮かぶものであってほしい。

日々の忙しさの中でも、ふと立ち返れる『きっかけ』があればいいな…
FeMEETSは、まさにわたし自身が求めていたものでした。

そして、その根本にあるのは
有害鳥獣として捕獲される動物の幸せ です。

わたしが叶えたい世界は、究極、有害鳥獣として捕獲されるイノシシやシカがいなくなること。
本来は猟期という限られた期間に、猟師さんが大切な山の恵みとして求めて試行錯誤し、ようやく獲られるイノシシ。
今のように「とりあえず獲ってくれ」「獲ったあとの処理に困る」と、
生きていても、死んでしまっても「厄介者」扱いされるイノシシを幸せにしたい。

FeMEETSが目指すのは、単なるジビエの消費拡大ではありません。
イノシシを通じて、まずは自分のからだを見つめ直し、「食べる」ことの価値と可能性をお客様と一緒に探っていきたいのです。

モニターさんからシェアしてくださる「猪肉のある食卓」

モニターさんの「こんなふうに食べたよー!」をリポスト

同じタイミングで同じものを食べてるという連帯感。
なんだか深夜放送のラジオリスナー同士の感覚に似てる(伝われっ!)

それぞれの家庭で、それぞれのストーリーと共に食卓に並び、『美味しいね』と食べてもらえるイノシシ。
その様子を想像するだけで幸せな気持ちでいっぱいになります(…キモイ?)

自分が0から考えたプロダクト、
デザイナーと悩みに悩みまくって作ったブランドロゴ、
送る直前に意見が分かれたリーフレット・・・
不器用で時間もめっちゃかかるけど、その分愛と情熱が詰まってます。笑

デザイナーの意向で、急遽追加した記事

伸びしろありまくりなフェミーツですが、
まだまだ幸せにできる女性と、幸せにできるイノシシがいる限り、進み続けます。


モニターの皆さん、もう1ヶ月よろしくお願いいたします。

FeMEETSのInstagramのフォローもお願いします。

双子も発送作業を手伝ってくれました

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