食べる#5 鹿肉購入!貧血改善のマイルール
前回の「食べる」投稿で、自身の貧血について触れてみました。
今は全くと言っていいほど自覚症状がないのですが、近い将来「更年期」を迎えるにあたり、更年期障害を軽減させるためにも貧血は改善しておきたい…
貧血の原因はいろいろあるけど、わたしの場合は「鉄欠乏性貧血」であり、「食事での鉄分摂取を心がけるように」
という医師からの指示が出たので(鉄剤処方する一歩手前)、自分の中で4つのマイルールを作りました。
①吸収の良いヘム鉄を多く含む食材を使う頻度を増やす
「鉄分」を多く含む食材はいろいろありますが、食べたからと言って全て吸収されて血液の材料になるわけではありません。
動物性由来の「ヘム鉄」の方が、植物性由来の「非ヘム鉄」より断然吸収率が高いです!
※ヘム鉄でも15-25%、非ヘム鉄に至っては2-5%しか吸収しないというデータも
・・・ということを、前々職では何十回いや、何百回言ってきただろう?というくらい栄養士のテッパンですが、我が事になって改めて自分の食生活を見直す…そんなもんです。
すると、『ヘム鉄を多く含む食材』を好んで食べていないことに気付きました。
↑ 厚生労働省HPより。
レバー…こんなに人より手に入りやすい環境にあるのに、手間がかかるイメージであまり使ってない(イノシシのだけど)
あと、根本的にレバーって苦手な人も多いのではないでしょうか?
めざしは漁師町の実家暮らしのときは、父が好きで朝ごはんによく食べてたなぁ。
今は朝食パンだから最近はほとんど食べてない。。
その時にふっと頭に浮かんだのが、鹿肉の存在。
そして、恐らくわたしが日頃一般の人より食べているであろう猪肉も鉄分豊富。
(これで猪肉も食べてなかったら、わたしの貧血はもっと重篤だったのかも…)
イノシシ同様、鳥獣被害対策として捕獲され、ジビエ利活用を推進されているシカ。
うちの市では被害も少なく、食肉加工できるとこもありませんが、お隣鳥取県の知人が営む加工施設からモモ肉のブロックを購入しました。
(ジビエの生食、ダメ、絶対!)
普段の畜産肉から鹿肉にシフトし、食べる頻度を増やしてみようと考えました。
もちろん猪肉は手に入ったら美味しくいただきます!
②鉄分の吸収を良くする食材と一緒に摂る
これも基本中の基本で、同業の方からは「今更?」とツッコまれそうですが…
・ビタミンCを多く含むもの
・動物性タンパク質を多く含むもの
どうせなら効率的に鉄分摂りたい!
ので、これに当てはまる食材を一緒に使ったレシピを考えよう。
③鉄分の吸収を妨げる食材と一緒に摂らない
・タンニンを多く含むもの
(コーヒー、紅茶、緑茶など)
・フィチン酸を多く含むもの
(玄米、豆類など)
・食物繊維を多く含むもの
本来ヘム鉄は吸収阻害を受けませんが、鉄分強化メニューの時はこれらの食品と一緒にならないように気を付けたいと思います。
(できれば非ヘム鉄も効果的に摂りたい!)
これらは全て、視点を変えると「体にいい」とされる食品でもあります。
なので、完全に断つのではなく、摂るタイミングを考えたり、その時の自分の健康状態によって優先順位を変えたりしていこうと思います。
改めて、全てにおいて万能の食材なんてないんだなぁと考えさせられます。
④一時的にサプリメントを飲む
これはドラッグストアで働いていた経験が大きい!
日々いろんなメーカーさんが研究を重ね、信頼できるサプリメントを開発されています。
そんな開発秘話を身近で聞いていたからかも…
また、あらゆる人の食生活事情を聞いてきた中で、『全ての栄養素を完璧に食品から摂る』というのはよっぽど意識しないと難しいと感じます(わたしも含めて)
まずは自分の食事を見直し、それでも摂りにくいものはサプリメントで補っても良い、とわたしは思います!
今回も手っ取り早くヘム鉄サプリを飲み続ければ解決する問題かもですが、そこはわたしの「学習欲」スイッチが勝ったということで。笑
フェリチン値が安定してきたらサプリメントは卒業したいなーと思ってます。
最後にもう一つ大事なマイルール
⑤一番大切にしたいマイルール
それは・・・
おいしく!たのしく!食材のはなしをする!
これはわたしの食卓におけるモットーなので、楽しみながら猪肉と併せて鹿肉研究も続けてみたいと思ってます。
鹿肉、見た目からして鉄分豊富っぽい。