TVer生活:【きょうの健康】「キズ」「あざ」「やけど」
[再配信は終了してます]
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【きょうの健康】
【いざという時の家庭の医学】
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「キズ」「あざ」「やけど」
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《1》「指を切った!」
《2》「やけどをした!」
《3》「あざができた!」
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【再配信は終了してます】
再配信日
2024/01/22 「指を切った!」
2024/01/23 「やけどをした!」
2024/01/24 「あざができた!」
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TVer検索:「きょうの健康」
https://tver.jp/search/きょうの健康
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配信終了2023/07/24-26 20:45
→ 《再配信》配信終了
「指を切った!」配信終了 2024/01/29 20:45
「やけどをした!」配信終了 2024/01/30 20:45
「あざができた!」配信終了 2024/01/31 20:45
《1》「指を切った!」
①かつては傷をぬらすと細菌が入って悪化すると考えられていたが、最初の段階では、しっかりと流水で洗うことが大切。痛みがある場合は生理食塩水✳︎で洗い流す。
✳︎生理食塩水:ペットボトル500mlの水に、塩小さじ1の割合にして、よく混ぜる。
②輪ゴムでしばるとうっ血し、神経を痛めることもあるので、ガーゼなどで傷口をおさえ、圧迫するのがよい。圧迫時間は10分程度。度々止まったかを確認していると、出血が止まり難くなる。圧迫の強さは、強過ぎず、弱過ぎず。
・自分以外に止血の対処する場合、肝炎などウイルス感染のリスクがあることを考慮。自分以外の場合は、手袋をして、血液に直接触れないようにする。
③ 「ばんそうこうほ2〜3日したら、はがして乾燥させる」ではなく、乾燥させず適度に湿度を保つ。この方が早くキレイに治りやすい。
④「食品用のラップはNG。」→家庭用ラップには様々なものがある。ラップの下で、菌が増殖し、敗血症など命にかかわることも。
【医療機関を受診する目安】
(1) 傷が深く大きい。
→傷口がパックリ開いて、脂肪が見える深い傷の場合、縫った方が早く治る場合がある。
(2) 心筋梗塞や脳梗塞などの持病がある。
→血液をサラサラにする薬を服用していると、血が止まりにくい可能性がある。
(3) 勢いよく血が出る。
→動脈が切れている可能性がある。圧迫しても、出血が止まらない場合は、ためらわず、救急車を呼ぶ。
(4) 汚いものでケガをした。
→傷口から細菌感染の可能性あり。
[例]傷が赤く腫れて熱を持ち、痛みが強くなってくる。
《2》「やけどをした!」
「やけど」は適切に対処しないと治るのに時間ががり、より大きな傷痕(きずあと)が残ってしまう。
応急処置は早いほど治りがよくなる。
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【応急処置】
すぐに患部を冷やす事が大切。
「やけど」は、その熱が深く、広くなるという特徴がある。なので、すばやく冷やす事。冷やす事で、やけどが深く広くなるのを防ぎ、早く傷を治し、痛みをやわらげる事ができると考えられている。
【水ぶくれ】水ぶくれの中には傷を治す成分も含まれているので、破かずに処置をしていくのがよい。
【冷やす時間】5〜10分ほど、十分に冷やす事。
【ためらわず医療機関を受診する】皮膚の下では進行していたと云うこともあるので注意。
受診の目安:①水ぶくれができている。②顔や手をやけどした。③範囲が広い。④子どもや高齢者がやけどした。⑤基礎疾患がある。
①水ぶくれができている。→やけどが深いことを意味している。
② 顔や手をやけどした。→ 顔や手は皮膚が薄いため、やけどが深くなりやすい。手は機能的な問題が起こるリスクも。[機能的な問題例]指がむくんで手が動かせなくなる。
③範囲が広い。→体液が漏出している怖れあり。広範囲のやけどは、ためらわず、救急車を呼ぶことも必要。
④子どもや高齢者がやけどした。→やけどが小さく見えても、体格の小さい子どもにとっては大きなやけど。高齢者の場合、糖尿病や基礎疾患があると、やけどが治りにくい。深くなったり、広くなったりする。
《3》「あざができた!」
→【対処】RICE処置
・RICE処置:Rest, Icing, Compression, Elevation。
内出血だけでなく、肉離れ、打撲、捻挫、骨折にも有効。
・Rest 安静[患部の出血をおさえるため、横になったり座ったり、安静にする。筋肉や関節の動きを押さえることで、内出血を押さえる事ができる。]
・Icing 冷やす[氷で患部を冷やす。ポリ袋やアイスバックに氷を入れて患部を冷やす。その際に凍傷の怖れがあるので、患部に直接ではなく、患部と氷の間にタオルなどを使う。冷却時間は、部位や程度にも寄るが15〜20分ぐらい、患部が白くなるまでを目安に。湿布や冷却シートは、深い部分まで冷やす効果はなく、直ぐ温まってしまう。表面に傷がある場合は適切な処置が必要なので湿布はしない。入浴については、数日は湯船に浸かって温まるのは避ける。あざができてすぐは炎症が起っているため、温めると血流がよくなり悪化する。マッサージも刺激になるので避ける。]
・Compression 圧迫 [包帯やテーピングで軽く圧迫する。あまり強く圧迫すると血液の循環が悪くなるので、軽く圧迫して血液の循環は保つ。]
・Elevation 挙上 [患部をできるだけ高い位置に置く。目安として、心臓より高い位置。足の打撲の場合、横になることで、心臓に血液が戻り安くなる。腕の打撲の場合、三角巾でつる。内出血や腫れを抑える効果あり。]
『あざを出来にくくする予防法』:「食事が大切」普段の食事を意識する事によって、あざの治りを早くしたり、予防にもなる。あざの原因となる血管を健康にすることが大事。
・血管がかたくなる、動脈硬化を防ぐオメガ3脂肪酸が含まれる「イワシ」「サンマ」「サバ」などの魚。
・野菜や果物は、ビタミンを含むので血管の健康に役立つ。
『注意すべき「あざ」』:
①足の親指などが赤黒く腫れる。
→「痛風」が疑われる。[例]足の親指の付け根が赤く腫れて激痛が走る。
②ひざから足首までが腫れる。
→「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」が疑われる。皮膚とその下の脂肪組織に細菌が感染して炎症が起こる。皮膚に赤みや腫れ、痛みが生じ、急速に広がる。発熱・悪寒・倦怠感を伴うことも多くある。
③細かな点のような「あざ」や「あざ」が複数できる。
→「血管炎」「血小板減少症」が疑われる。「血管炎」は血管に炎症が起きている。「血小板減少症」は血液凝固因子(血液を止める成分)に異常が起きる。
上記のような「あざ」が重篤な病気のサインかもしれません。
→内科などを受診して、「血液検査」をオススメします。
【健康チャネル】家庭の医学
https://www.nhk.or.jp/kenko/search/?qt=家庭の医学&st=1