手打ちからボディーターンへ！正しいスイングへの第一歩
ゴルフスイングにおいて、飛距離と安定性を両立するためには「ボディーターン」が重要です。しかし、手打ちからボディーターンへ移行する過程で、多くのゴルファーが「手を使わずに体全体で打とう」と意識しすぎるあまり、スイングが小さくなり、結果として飛距離が出なくなる問題に直面します。
そこで今回は、手打ちとボディーターンを融合させ、より効率的にボールを飛ばす方法について解説します。
1. 第一段階：身体全体を使って打つ
ボディーターンを身につける第一段階として、「身体全体を使って打つ」ことが重要です。この段階では、手元の動きやクラブの挙動はあまり気にせず、体全体を回転させることに集中します。
✅ この段階の目的
手打ちを防ぎ、体を主体にしたスイングを習得する
ボールを芯で捉えられるようになる
✅ 注意点
体の回転だけでスイングすると、クラブの運動が少なくなり、飛距離が伸びない
手首や肘を極端に使わないと飛ばないため、結局「手打ち」に逆戻りしてしまう
2. 第二段階：ボディーターンと手打ちの融合
「ボディーターンだけでは飛ばない」「手打ちはミスが多い」この二つの問題を解決するためには、ボディーターンと手の使い方を融合させる必要があります。
ここで重要なのが、**「両腕の長さをズラす」動作（スライド動作）**です。
✅ スライド動作とは？
右手が支点、左手が力点となり、テコの原理が生まれる
勝手にコックが生まれ、自然なトップの形が作られる
左肩が深く入り、ボディーターンの動きがスムーズになる
✅ ポイント
左肩の入り＝左腕が右腕より長くなる瞬間！
トップからダウンスイングに入るとき、左肩が開かないようにする！
腕が正しく引き下ろされると、スムーズにボディーターンができる！
3. 練習方法
① 両腕の長さをズラすドリル
両手を前に出して、クラブを持たずに「前ならえ」の姿勢を取る
そのまま前傾姿勢を作り、右手が支点、左手が力点となるように意識
右手を固定しながら、左手が右手を追い越すようにトップを作る（動画参照）
左肩が深く入る感覚をつかみ、スイング動作に取り入れる
② スライド動作を意識したスイング練習
低い位置から、ゆっくりとスイングを始める
両腕の長さがズレる動きを感じながらトップを作る
左肩を開かずに、スムーズにダウンスイングに入る
ボールを打つ際に、体の回転と手の動きが調和しているか確認
4. まとめ
手打ちからボディーターンへの移行は、単純に「体で回る」だけでは飛距離を伸ばせません。ボディーターンと手の使い方を融合させることがカギです。
✔ 第一段階は、体全体を使うことに集中！
✔ ボディーターンだけでは飛ばないことを理解する！
✔ 「両腕の長さをズラすスライド動作」で効率よくスイング！
✔ 左肩を深く入れ、トップからスムーズにダウンスイングへ！
この動きをしっかり身につければ、飛距離と安定性が格段に向上します。ぜひ実践してみてください！