本の話 クラウゼウィッツ 戦争論
ドイツ留学中だった若き日の森鴎外は同じく留学中だった友人の早川恰与造という人に週二回、クラウゼヴィッツの「戦争論」を購読しレクチャーしていのだとか。この早川という人は後の日露戦争で参謀総長大山巌の下の参謀次長として対ロシアの作戦指導の中心人物になったというから…無名時代の森鴎外の功績はとても大きいと思います。
クラウゼヴィッツの「戦争論」は知る人ぞ知るといった無名の書物でプロイセン(ドイツ)の将校だけが読んでたマニアックな本だったそうです。英訳もないからドイツ語がわかる