ええい私が全巻一新したるわ数学書シリーズ!
これ、私も手にした思い出深いシリーズなのですが…
お世話になっておいてこんなことを言うのはなんだけど、悪書でもあると思う。
名著であると同時に欠陥本でもある、そういうシリーズ。
今の自分が、あの頃の自分よりずっと進んだところにいるからだと思いたい。それゆえに、今は批判的懐疑的になっています。
高校生の頃、私も『英文解釋教室』なんて書物に手を出して、読み切ったとき自分が何か扉を開いた気になったけれど、今の私はあれをもはや高くは買えない、むしろ害悪とさえ思うようになって久しい。
志賀30講シリーズについても、きちんと批判しておきたくなっています。
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高1のとき、とあるつまらないことで、自分がだんだん置いてきぼりになっていくのを感じた、あのときの感情が蘇りました。
それがどういうものだったのか、ここでは語りません。とてもいじましい置いてきぼり感覚でした。偏屈とか融通が利かないとか我執とか殻に閉じこもるとか、距離を置いて眺めるとそういうことばでしか形容のしようのない、そういう類の置いてきぼり感でした。
生成AIの威力を感じています。
あのときの私が知ったら、いったいどう思うのでしょうね。