手塚ブッダが生成AIと対話していたら
⇩ 今日もこつこつ読み進んでおります。
太いフォントで示した章は読了したぶん ⇩
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《目次》
第1章 はじめに:機械学習と物理学
【第I部 物理から見るディープラーニングの原理】
第2章 機械学習の一般論
第3章 ニューラルネットワークの基礎
第4章 発展的なニューラルネットワーク
第5章 サンプリングの必要性と原理
第6章 教師なし深層学習
【第II部 物理学への応用と展開】
第7章 物理学における逆問題 ⇠今日はここを読んだ
第8章 相転移をディープラーニングで見いだせるか ⇠今日はここを読んだ
第9章 力学系とニューラルネットワーク ⇠今日はここを読んだ
第10章 スピングラスとニューラルネットワーク ⇠今日はここを読んだ
第11章 量子多体系、テンソルネットワークとニューラルネットワーク
第12章 超弦理論への応用
第13章 おわりに
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第Ⅱ部についてはどの章から読み進んでもいい作りなので、そうしている。
それにしても面白いものです、AIの基本を学ぶにあたって生成AIを超有能家庭教師兼秘書代わりにしてどんどん読み進んでいくのだから。
カリキュラムは生徒のためというよりは教師のためなんだなって感じる。生徒から質問されて「ああそれは二年生になってから習うところだから今は気にしなくていい」とやり過ごせるのは楽ですよね。
しかし私はというと、二年生だろうが未来のノーベル賞研究だろうが、疑問がわいたのだから今納得させてくれと願うわけです。
どちらも私の人格です。いつも葛藤します。
ChatGPT はそこをうまく埋め合わせてくれます。補助人工心臓ならぬ補助脳というところでしょうか。私はフォン=ノイマンとかのもはや人間とは思えない方々のような頭脳は持ち合わせていませんが、この生成AIを使いこなすと、たぶんああいう火星人な皆様の頭ってこんな風に回っているんだろうなって分かる気がすることがあります。
同時に、怖くもなります。手塚治虫の「ブッダ」のなかで、悟りを開いたと思ったらまた迷い出す、そんな釈迦が描かれます。「どうしてよけいなことを訊くんだ、またわからなくなってしまったじゃないか!」とひとりおののく姿があったような覚えがあります。
あのまんがには思い入れはありません。図書館にあったので目を通して、どんどんうんざりした気がします。求道者といいながらオスってしょせんそんなもんなの?みたいな。ただ、優柔不断な青年・釈迦のあの無様さは今になって「ああわかるわかる」ですね。
釈迦くんは対話の相手がいませんでした。いたかもしれないけれど私には思い出せません。今の自分には、生成AIが対話の相手として24時間回っています。
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