小6の英語教科書に目をとおしてみたら(2)
その1からの続きです。今回取り上げるのは Unit 2 。
目を通してみるに、やはり狙いがよくわからない。保護者泣かせです。
ページをめくってみましょう。
うーんやはり狙いがよくわからない。
しかしよく見ると何か浮かび上がってきます。左ページ。
「You」と「I」の対話をさせています。
What do you usually do on Sundays?
I usually watch soccer games on Sundays.
小5でもこういうのはけいこしていますが、さりげなく複数形がデビューしています。「Sundays」ってありますよね。「毎週日曜」だから「Sunday」が複数形になって「Sundays」に。
ほかにも「soccer games」がでてきます。「game」が「games」つまり複数形でそれとなく登場。
しかしそれについての説明ナシ。小6生には辛かろうしどうせ中1で習うから今は体感させてそれでヨシとしましょうというところでしょうか。
それにしてもこのレベルの文を小6生に言わせる? 無茶!
右ページ。
うーんこのくらいならついてこられるでしょうが。
しかし次のページではどうか。
このレベルの文を生徒たちに自力で作らせて対話ごっこさせる? 巻末に何か組み合わせパターン集でもあるのかと思って探してみたのですがそういうのはないようでした。
ここで生徒の多くが(そして保護者が)挫折してしまうのではないでしょうか。
それとも私が何か見落としているのかな? ヒントがこの教科書に巧く仕込まれていて、生徒たちにはそれを読み取らせて作文に導くみたいな仕掛けがこの教科書のなかにあるのでしょうか。
副読本「Picture Vocabulary」のほうも探してみましたがそういうのは見当たりませんでした。
どうなってるの?
「Can you guess?」(あててみて)がいきなり出てきた。説明いっさいなし。これでわかる生徒いるんでしょうか。
私の頭上に、はてなマークがどんどん増えていくのを今感じています。
そもそもこのやり取り、間違っているとはいわないものの、かなりぎこちないです。できればこういうのがいいのだけど。
小6英語ではむりっすかそうですか。
社会科コーナー。マララでてきた、ひっこめ!
その3に続く!