「君らはもう子どもじゃないんだから」
これの続きです。
生徒とALTとの会話。こういうのは旧(2016年度)版でも一応あったのですが…
これねえ、小学校で反復練習させられた「ホワッツディス?」「イッツアスクール」とかの会話パターン、つまり体に叩きこまれたものを、少しずつ頭のほうにお引越しさせているのですよ。
カイト(左の男の子)くんの💭二つ目をよくご覧ください。
It's the symbol for "school."
(これは学校のマークです)
ここに「symbol」(記号)とありますね? これは小学校では教わらなかったであろう単語です。
小学校で「ホワッツディス?」「イッツなんたらかんたら」の類をクラスメートたちとペアやグループになって延々とやらされてきた、今の中学生の子たちは、そういう体の記憶を呼び覚まされながらも「symbol」(記号)というニュー単語を「頭」で学ばされます。
それだけではありません。「for」は小学校ですでにデビューしているのですが、それと合体することで
symbol for ~
(~を表す記号)
というフレーズ(熟語と言っていいかな)を「頭」に入れるよう促されます。
こうやってだんだんと「体」ではなく「頭」で何とかするよう、中1の前半で背を押されていくのです。
こうやって分析しながら今、私はうなっています。
せこ巧(うま)いな~って。
[続く]