柴田聡子「雑感」の雑感
音楽をもっときちんと聴きたいと思う。
この前友人と話していて、いい感じの音楽の聴き方を聞いた。彼は昔から習慣として週に一度、アルバムを決めてそれに点数をつけているという。僕は、(いつからだろう、ストリーミングで聴くようになってからだろうか、)すごく受け身で音楽に向き合ってきた気がするので、そんな彼の聴き方にすごく惹かれた。
僕が小さいころ、お父さんにもらったあの、重厚感のある銀色のアップルのミュージックプレーヤーを思い出した。好きなCDの曲をパソコンに繋げて、そこからまたその銀色のプレーヤーに入れて、そうして夜、聴いていたことを思い出した。やっぱり直感的に、今よりも昔の方が音楽を楽しめていたような気がするな。
時間ができたら、あのプレーヤー(昔のものはどこかに行ってしまった)を中古で買って、またそうやって音楽を聴いてみよう。とずっと思っている。
久しぶりに好きな曲に出会った。夏、長野の田舎にある自動車教習所に通っていて、やることが無さすぎて自転車でぶらぶら音楽をかけながら走っていたところこの曲と出会いました。
柴田聡子さんの「雑感」。
このリズムが小気味いいんですね。それでもってこうなんというか世界から一歩引いている余裕もあるのだけど、すごく共感できる等身大な感じもする。夏の夜、バイクか自転車に乗って是非、聴いてみてください。あるいは、1人で、ビールでも飲みみながら、休日のベランダで。
いやあ何も考えてない時にしたことが意外と感謝されて、逆に考えて考えてしたことが裏目に出ることってあるよねー
この二連の歌詞がすごく好き。メロディはものすごく軽やかなのだがすごく歌詞には芯があって、強さを感じる。やっぱり人生、どこまでいっても最後には自分1人だと思うし、それがあっての周りだと思う。そんな自分の強さと弱さを全肯定してくれる曲でした。
正しいことより私には私にしかわからないことを大事にしたいねー誰になんと言われようと。