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愛す、愛される

私は愛に飢えているのかもしれない。

私は一人暮らしをするまで中々複雑な家庭環境で過ごしていて、小さい頃から誰かに愛されることに必死だった。決して家族に愛されていなかった訳ではないが愛を隠してしまうほどと大きな問題があってあまり実感することができていなかった。
だから、私を好いてくれる人をどうにか守ろうと必死だった。嫌われないようにと。でもそれが何度も空回りしてやっぱり愛されている経験が少ないから上手くいかないのだと何度も落ち込んだ。

そんな時推しという存在に出会った。誰かに愛されるより誰かを愛したいという気持ちになった。こんな気持ちははじめてだった。

それから誰かを愛すうちに少しずつ自分も愛されるようになってきたと感じることができた。それでもたまに空回りすることもある。でも考え方は前と変わり、その人をちゃんと愛せてなかったのだと思えるようになった。

上京して、はじめて愛した人とお別れする時はまた1人になってしまうのではないかと不安になった。でも推しがいるから大丈夫。ちゃんと愛せている人がいるから大丈夫とすぐに安心することができた。

「愛」と聞くとすごく重いものに感じるかもしれないが意外と軽いものだと思えるようになった。次はそんな自分を愛したい。

無条件にこんなことを考えられる人肌恋しい季節が私は好き。


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