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【大学生】貯めた100万円で2回短期留学に参加して思ったこと

こんにちは、しゅんです。今日は大学時代に参加した短期語学留学についてお話をしていきたいと思います。コロナで留学どころじゃない今、この記事を出すのもいかがなものかと思いましたが、あくまで備忘録としての記事となりますので、ご容赦いただけますと幸いです。

■短期留学について

大学が用意している短期語学留学に参加しました。基本的には自分で行うはずの手続きを省略することができるので準備が非常に楽です。また、私が所属していた学部のみ単位としてカウントされることになっていたので学業面でのメリットがありました。

長期休暇中に参加できるプログラムがいくつか用意されていて、2週間〜3ヶ月間、東南アジア、フランス、アメリカなど自分で期間・国(大学)の選択することができます。私は英語の勉強をしたかったので、イギリスとオーストラリアに行きました。アメリカも検討しましたが、指定の留学期間が短かったのと、他のプログラムと比べ金額が割高だったため断念しました。

■どうして短期留学に参加したの?

1つ目の理由としては長期休暇を有効に過ごしたかったからです。

社会人の皆さんはご存知だと思いますが大学生の春・夏・冬休みは想像以上に長いです。部活、サークルに所属していなく、やることがなかった私は1年の夏休み、ほとんど毎日フルタイムでバイトに入っていたのですが、これって別に夏休みじゃなくてもできるじゃん。と感じ、長期休暇だからこそできる何かをやりたいと思っていました。

2つ目の理由としては英語の勉強をしたいと思ったからです。

私の学部では必修で英会話の講義があるのですが、生徒同士が対面で他生徒の前で英会話を始め、ネイティブの先生が会話のジャッジをしてくれます。発音のミス、文法のミス、不自然な間があく等、会話として成立しなかった場合は止められます。会話として成立した時間がそのまま成績になるのですが、もちろん英会話が下手くそだとパートナーの成績も下げてしまうものでした。

海軍あがりで鼻をポキポキ鳴らす先生(もはや教官)の指導の元、必修にしてはハードルが高くないか?と思うような厳しさで脱落者も出てくるような講義でした。(もちろん必修なので逃げることはできないのですが、、、)私はすごく足を引っ張る側で、罪悪感で押し潰されそうな講義だったことを今でも覚えています。何か少しでも英語に触れてレベルアップしたいと焦っていました。

以上の背景から長期休暇でしかできないことができて、英語の勉強ができる短期留学は自分にとって一石二鳥の行動だと思ったため参加を決意しました。

バイトでお金を貯めて、自費で参加したのですが、2回行ったのは自分で稼げる限界の金額で行ける回数が2回だっただけです。それこそもっとお金があったらもっと行きたかったです。

■どうして自費で短期留学に参加したの?

これは完全に家庭の事情です。自分で稼いだお金を使う分には何をしてもよいという家族の取り決めがあったからです。

結局は全額貯めてから行くには遅すぎるということがわかったので、4年の3月には返すというプランを両親に伝え了承をもらい、前借りをして2年の夏と春に行きました。

短期留学に行こうと思ったのは1年の夏だったので、事前準備(早めの行動と納得させられる計画)の大切さに気づくことができました。

■1回目の短期留学

イギリスのエクセター大学へ1ヶ月間語学留学へ行きました。当時は大学2年の夏だったのに現地は寒くて上着がないと過ごしにくかったことや降水率が高く雨の日が多かったのが印象的でした。

初めての長期滞在ということもあり、Wi-Fiを持っていかず、知らない土地で2時間彷徨う地獄を見ました。イギリスって本当に似た家しかないんですよね、、、

留学に行けば英語が話せるようになるのではないか、少なくとも耳が慣れるではないかと期待を寄せてはいましたが、そんなにうまく行くことはなく、結局は自分の努力次第なのだと痛感しました。なぜなら留学先で長期でいる学生だとしてもレベルにばらつきがあり、レベルに伴って遊んでいる学生、講義以外も勉強して積極的に質問する学生に別れていたからです。

留学とは英語で話さなくてはいけないという「環境」が与えられるだけで、それ以外は自分で主体的に行動するしかない実力主義の世界で、参加前に留学すれば万事解決という私の幻想が崩れた瞬間でした。

留学の正体に気づいたところで、この時に長期留学も含めて日本で勉強するのも海外で勉強するのもあまり関係がないのだなと感じました。

例えば海外の大学でないと学べない学問がある。この国でないと経験できないことがある。など現地でしか体験することができないものがあれば良いのですが、そのような理由が無く、語学力を上げるために留学へ行くことに意義はないのではないかと思いました。

この1ヶ月ではもちろん英語ができるようになった!という実感も特になかったです。実際こんなもんです。

■2回目の短期留学

2回目はオーストラリアのクイーンズランド大学へ行きました。時期は2年の春休みで期間は2ヶ月間でした。季節は日本と逆になるので、半袖で快適に過ごすことができました。

1回目の短期留学では家族構成の問題(赤ちゃんの面倒を私が見たりとか、両親共働きで中々交流できなかったり)や、大学までの距離が遠くアクセスが不便だったので、事前に大学側にホームステイファミリー選定のリクエストを出せる機会を使って前回より良いホームステイを遅れるように行動しました。

また1回目の短期留学で留学の本質を知り、魔法のような効果がないことに気づいた私は、2回目短期留学で目的を大きく変えます。もちろん少しでも英語の勉強をして語学力を伸ばすという目的もありますが、それ以上に1回目になかなかできなかったホストファミリーとの交流を増やすことを目標に過ごしました。

交流をするためには話題を作らなくてはいけない。話題を作るためには行動をしなくてはいけない。そのため相手の行動や仕草、友達のさっき言った発言にも注意して過ごすようになりました。平日は朝から勉強、放課後は何かしらのアクション(学内学外のアクティビティ)夜はホストファミリーと過ごして今日あったことを話すという2ヶ月間は今でもいい思い出です。

目的1つで考え方や行動に明確な差が生まれることに気づけた短期留学でした。

■最後に

今は社会人になれているので、例の英会話の単位を取得することができ、無事2020年に卒業することができました。いろいろきっかけや目的があって短期留学に参加しましたが、爆発的な語学力が身につくかと言われるとそうではありませんでした。しかし、それ以外の面でしっかりと得るものを得た短期留学だったと思います。

この記事を通してこれから留学に参加しようとしている学生は、留学は英語ができる魔法の行動ではない。しかし英語の習得だけが目的でなくても成長することができるということも理解していただきたいです。そして事前にどうして留学に行くのかを熟考してから参加しましょう。参加費は高いですが、社会人になってからこんなにも長く海外に滞在できる人もなかなかいないですしね。

以上に短期留学に行っての振り返りになりますが、この記事がどなたかの参考になったのなら幸いです。長文となりましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

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