新世界のあたま #326
なんでもかんでも、何かのついでにやろうと考えてしまうけど、だいたいうまくいかない。
思いついたときにやる、ということがいつでもできればそれがいちばんいい。が、俺たちはだいたいいつも何かに追われているように、時間にがんじがらめにされながら生きているし、実際にそうしないといけないくらい、なんとなくただただ忙しい。
フィールドレコーディングがまたおもしろくなってきている。この流れを止めないためには、まずできるだけ多くの時間をそれに費やして、身体的にも当たり前の状態を作った方がいい。
なので、たとえば買い物に出かけるついでに外の音を録音しようなんてことを考えてはみるけど、買い物をしに出かけるときは、だいたい買い物が忙しくて、それ以外のことに気持ちを傾ける余裕がない。けっきょくカバンにレコーダーを忍ばせてそのまま使わずに帰宅するということが多くなる。本の積読みたいな状態になる。
ついで、はダメだな。とわかってはいるけど、今度はどうやってわざわざフィールドレコーディングのためだけ時間を作るのかということがむずかしい問題になってくる。
あらかじめ予定を立てて、みたいなことをやっていると、どうしたって気持ちが冷めてしまう。こんなことは何においてもよくある。
こんなことを考えている自分を客観的にみてみたら、シノゴの言わずにとりあえずやれや。と思うし、ほんとうにそのとおりだ。俺以外に別の誰かがそんなことを話していたら、俺は絶対にそう思うし、おせっかいながらそう言ってしまうことすらある。
家のなかでもいい。とりあえずレコーダーの電源入れて、モニターヘッドホンで周囲の音をいったん聴いてみればいい。それだけで今はいいのだと思うから、このあとすぐにでもそうしてみようと思っている。
何かに夢中になることだって、大人になればなかなか難しく。だけどけっきょくのところ、やりたいならやればいいし、やらずにうだうだ言ってるような奴は、やらなくていい。それだけの話。自戒を込めて!
今日のMUSICTRICAL
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