絵画工学(仮)について
なぜ絵画工学が必要なのか『良い絵とは何か?』― おそらく全ての画家にとって最大の疑問のはずだが、納得の行く答えは未だに一度も聞いたことがない。歴史に名を刻んだ巨匠たちでさえも、この答えには辿り着けなかったのだろうか?
あるいは実際にそうなのかも知れない。良い絵をどう解釈するかは個人の価値観や時代、場所によって異なる。掴んだと思っても指の間をすり抜け、『良い絵』の定義は無限に拡張していく。
ゆえに良い絵とは何か?と問う事自体が不毛であり、結局は鑑賞者が良いと思ったものが良い絵