何のための英語?
日本人の多くは英語は大切だという。
日本人の多くの人は英語を話せるようになりたいと思っている。
じゃあ何で英語を話たいかと聞いたら多くのひとはなんて答える?
外国人と話ができたらかっこいい。
就職に強い。
海外の映画を字幕なしで見れたらかっこいい。
大体こんな感じだろうか。実際僕も、つい数ヶ月前まではこのように思っていた。
幼い頃からよく海外旅行に行っていたし、外国人の知り合いが家族ぐるみでいるし、高校大学も短期留学に行ったし、なにより今、2021年1月は留学に行っている予定だった。
じゃあ、何で留学に行こうとしていたのか。
それは、「外国人と英語を話せている自分がかっこいいから」であった。
もちろん、これも立派な動機だと思うし、今の自分も少なからず英語が話せる人はかっこいいなと思うし、喋れるようになりたいと思っている。
でもこれは上部の理由だなと最近気づいた(価値観はそれぞれなので、人それぞれだと思うが、少なくとも自分には上部だった)。
本質は他のところにある。大学の某総合商社に行ったエリートの先輩に就活前に言われたことを思い出した。
”英語は最先端の情報を得るためのツールだ”
その時は「?」としか思わなかったが、最近になってようやく気づいた。
英語は”ツール”であると。
なんなら英語に限らず、言語は”ツール”だ。
現代社会は、インターネット・SNSの普及により歴史上で一番情報があふれている時代だ。
現代社会で一番の価値は「情報」であることは、GoogleやFacebookに代表される「情報技術」産業の企業が時価総額を独占していることからわかるだろう。
そして、全世界で最も話されている言語こそが「英語」であり、これは大英帝国が世界中に植民地を作った時から世界共通語が英語となり、こうなるのは必然だった。
日本にきた韓国人に「英語」で道を聞かれ、「英語」で教えてあげ、「英語」で感謝された時点で、英語が世界共通語であることは誰も疑わないし、これがもし仮にアメリカやイギリスが崩壊し、中国が覇権国家になったとしても変わらないと思う。(多分)
情報はその世界共通語である「英語」で発信されることが多く、その情報をいち早くキャッチしたものが勝てる。そんな時代である。
ここまでくると、多くの人はもう気づいただろう。
”英語は最先端の情報を得るためのツールだ”
この先輩の言っている意味を。
よく人間は「手段」と「目的」を勘違いしてしまっている。
英語を話せるようになることは少なくとも今の自分からすれば、「手段」であり、最新の情報をキャッチすることが「目的」である。
じゃあ翻訳機に任せればいいという話でもなくて、その翻訳にかけている時間が今の技術の段階では、遅いというわけで、だから英語を学ぶ必要があるのである。もちろん、その「付加価値」として、英語を話せるかっこいい人になれるのであろう。
いろいろごちゃごちゃ言ったが、何を言いたいかというと
今から英語頑張ります。
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