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1人の女の子として、あなたが認めてくれたから。

わたしの短い人生は、17歳にして幕を閉じた。

大げさかもしれないが、わたしにとって病気の発症は、ある意味健常者としての死を意味していた。


今までできていたことができなくなり、健常者とは違う生活を強いられること。

そして、副作用や合併症のリスクに怯え、健常者よりも短い人生となること。


健常者だった17歳のわたしは、あの日確かに死んだのだ。



諦めなければいけないことが多くなった。だんだん身体は不自由になっていた。

働くことも生きることも、だんだんうまくいかなくなっていった。


それでも、あなたに出会えた。いつもあなたが支えてくれた。

そばで笑っていてくれた。わたしを”1人の女の子”として認めてくれた。


あなたに出会わなければ、"病人"のまま終わる人生だったかもしれない。

あなたに出会わなければ、毎日が楽しくて、愛おしいことを忘れたままだったかもしれない。



でも、わたしをもう一度、"1人の女の子"にしてくれたから。


だから、あなたについていこうと思えたんだ。




そして今日、すべてが変わる。

わたしたちは今日から、家族になる。



あなたが、1人の女の子として、わたしを認めてくれたから。

あなたが、生涯の伴侶として、わたしを妻にしてくれたから。


健やかなる時も、病める時も。

喜びの時も、悲しみの時も。

富める時も、貧しき時も。


どんな時だって、あなたの隣で、あなたの家族として、共に歩んでいきたい。


死がふたりを分かつまで、永遠にずっと。




選んでくれて、ありがとう。

愛してくれて、ありがとう。



これからもどうぞ、よろしくね。





以前よりお付き合いしていた彼と、本日入籍いたしました。

noteでもたびたび登場していた彼が、今日から夫になります。


芸能人でもないので特に大それた挨拶などはしませんが、一応ご報告まで。


いつもわたしのnoteを読んでくださってありがとうございます。
たまに彼とのnoteも書くかもしれませんので、引き続き見守っていただけますと幸いです。


2024年11月13日 xu


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