吐露2
黛灰の活動終了で僕が思うことは
もうどうしようもない、ということだ。
何をしても活動は終わるし、何もしなくても終わる。
そして、えにからが悪いというわけでもない。
誰も悪くないのだ、強いていえば、これは変化の一環なんだと思う。
えにからの変化、企業としての変化。
登録者100万人を達成する新人、アーティストデビューするライバーたち、増える公式番組、養成ライバーたちを育成する形式、企業として大きく変わっていっている。
その中で、どうしようもできなかったのだろう。
黛灰は、黛灰だから人気があったのだと思う。
スパチャやメンバーシップ、色々な機能がある中で、ただ「金銭を積極的に求めず、自分が面白いと思うことをやる」黛灰は、異質であっただろうし、しかし配信者として、それは当たり前の形であったと個人的には思う。
別に他の配信者達が間違っているとか、金銭をもとめているとかは特に言わないし思わないが。
「ただ面白い配信をするためだけ」にお金を使っていた黛灰は、純粋な配信者であると僕は思うのだ。
こういうことのために使わせてもらった、と常に明言する配信者はなかなかいないだろうし、別に全て配信のために使えなんて僕は思わない。それはどう使おうが自由であるし、何も配信のためだけではなく、自分のために使ってくれと僕は思う。
そう考えると、この7月28日までの黛灰の手元は届く金銭は、「配信者ではない黛灰が、配信以外で黛灰の好きなように使うことができる金銭」なのかもしれないと思うと、感慨深いかもしれない。
どうか、たくさん自分のために使ってくれ。
きっと、としか言うことはできないが、
えにからも黛灰を高く評価していただろうし、今回の活動終了に関しても大手を振って賛成というわけではないのだと思う。思いたいだけかもしれないが。
黛灰という配信者を失うことと、企業としてこの先進んでいくビジョン、どちらを選ぶのかとすれば後者だったのだろう。それだけの話だ。
いち企業であるから、1人だけ優遇するわけにもいかないのだろう。かといって全員に対して甘んじていいことでもないのだろう、企業だし。
そんなことはわかっているのだ、みんな。
そんなことをペラペラ書いて、理解することはできるが、そう簡単に納得できるものでもない。
納得?ちがう、受け入れるが近いのかもしれない
「何をしようとしまいと、黛灰は活動終了する。」
「なら、僕らはそれを受け入れ、見送るべきだ。」
そんなことはわかっている、
わかっているのだ
「わかる」ことと「できる」ことはちがうのだと
こうやって少しずつ吐露すればいつかできるだろうかと、7月28日には見送れるだろうかと、
黛の言葉を借りるなら、自分の中での落とし所を見つけられるだろうかと、
明日になれば僕はすこし変われるだろうか
受けいられずに泣いてるだけの僕から変われるだろうか
いまはまだ、当時買わずにいた黛のボイスを聴くこともできない
よく考えれば黛が文化祭に参加しないのもおかしいなと思っていたのだ、あの黛が参加しないなんて
最近ボイスに参加していないと思っていたが、改めてボイスを見ると、今年に入ってから一度もボイスを出してなかったのかと思うと、余計に悲しくなってしまった。
黛、ごめん。
僕はまだ悲しい
ごめん。