もしもの時に備えた「帯」の体験
身近なもので生き延びる術を楽しく体験。
本牧地区センターさんの開館35周年イベント「防災スタンプラリー」に、濱帯(はまおび)も参加させていただきました!
このイベントは「防災」について楽しく体験し、「もしもの時に備える」という企画。消防出張所や防災チーム、区の防災担当、ケアプラザの皆様など心強い皆様が集まって開催されました。
イベントでは「ダンボールベッド」や「ブルーシートでテント張り」、「新聞紙スリッパ」など、まさに身近なものを生活の知恵で活用する防災アイデアを共有し、来場者の皆様に体験をしていただきました。
私たちは「帯」を使った抱っこやけが人の搬送、ロープ代用の使い方などをご紹介させていただきました。
当日追加メニュー「帯で綱引き」
当初は、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭には抱っこやおんぶ、大人には背負い搬送や帯を使ったロープワークなどを体験してただく予定でしたが、会場が広くスペースもあり、急遽「綱引き」も体験メニューに加えました。
ロープの代用としてのイメージや、帯の丈夫さも体験でき、子どもvs大人の白熱した引っ張り合いは大いに盛り上がりました。
アイデアをくださった副館長さん、ありがとうございました。
背負い搬送も体験
子どもが小学生になるとおんぶ紐を使う機会はあまりなくなると思いますが、災害時にけがをすることもあり得ます。
そんな時にも帯は便利。一般的な赤ちゃんをおんぶする方法ではなく、救急のやり方に近い背負い搬送も体験していただきました。
小学生なら一時なら余裕でおんぶ出来ると思いますが、帯を使うと格段に楽です。足元が悪い中、避難をしなくてはいけなかったり、荷物も持っていかないとです。だから災害時は両手が空くことはものすごく重要。帯を使った背負い搬送はロープよりも足に食い込むこともなく、痛さも軽減されるのは良い点です。
パパも抱っこ&おんぶ体験
先日の抱っこ講座にもご参加いただいたご家族さんもご来場いただき、今回はちょっと難しいおんぶも体験していただきました。
お子さんもたくさん抱っこやおんぶしてもらえて嬉しそうでした。
とっても仲の良い親子さんで、素敵なご家族でした。
小学生からおじいちゃん、保育士の方まで体験
保育士の方で、普段はおんぶ紐を使われている方も、帯を使ったおんぶは初めてとのことで体験していただきました。
小学生のお子さんも赤ちゃん人形で抱っこ体験。この体験はきっとこの先役に立ちますはず!
大人から子どもまでたくさんの方に、帯やさらしを使った体験をしていただき、あっという間の3時間。
私たちにとってもとても良い体験になりました。
主催の地区センターの館長さん、副館長さん、そしてスタッフの皆様、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
帯はフェーズフリー品です。
会場でもご紹介させていただきましたが、帯は抱っこやおんぶはもちろん、けが人の搬送、ロープの代用にも使えます。使い方を一度体験しておくと、例えば、シーツやカーテンなど身近なものを活用するアイデアに繋がると思います。
さらしなら1反(10M)で2,000円でお釣りがくる価格で購入できるものも多くあります。
蛍光剤不使用のものなら濾したり、蒸したり、調理にも使えるし、切りたい長さでカットして手ぬぐいやふきんとしても使えます。
10Mのさらしでも畳めばコンパクトになるので、防災リュックに入れておくといざという時に重宝すると思います。
また、皆様とアイデアを共有できる日を楽しみにしています!