書評 「尼将軍」
1 この本を選んだ理由
KenとTakeとの読書会の指定本としてKenが選定した。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放映中、尼将軍・北条政子は小 栄子が演じている。
2 基本となるデータ 著者、タイトル、発行所、発行年
三田誠広 尼将軍 作品社 2021年9月25日第1版発行 装填・小川帷久
3 著者紹介
三田誠広(みたまさひろ)
1948年生まれ 早稲田大卒
1977年「僕って何」で芥川賞受賞
その他の著書 「空海」、「親鸞」、「いちご同盟」、「偉大な罪人の 生涯」他多数
4 本の内容
目次
第1章 富士の裾野を少女が駆ける
第2章 国府を襲って旗揚げを敢行
第3章 石橋山で最愛の弟を亡くす
第4章 御曹司が鎌倉に幕府を開く
第5章 頼朝の急死と二代将軍頼家
第6章 将軍実朝のはかない夢の跡
第7章 雪の鶴岡八幡宮で実朝暗殺
第8章 承久の戦さと尼将軍の勝利
・万寿(政子)の生き様を目次から推察できる――目次の効用――
・政子は鎌倉幕府を死守するために権力を握り行使した
権力の集中するために合議制を活用した
・二人の我が子を暗殺した政子の非情さ
・朝廷との関係
荘園 守護と地頭
・執権政治
北条義時と源実朝
5 評価 今後参考になる点
三谷幸喜は、何故に「鎌倉殿の13人」なのか?
一人の権力者の統治は、最後に国民が見放す
合議制による権力の分散 執権政治の効用
6 批判
「鎌倉殿の13人」は著者の見解なのか?
鎌倉殿の13人を明示している書物はあるのか、根拠はあるのか?
北条政子は頼朝亡き後、男はいたのか、いなかったのか?