全編140分ワンカット映画『ヴィクトリア』は、まさに体験だった。
「GIGANTIC ギガンティック」のゼバスチャン・シッパー監督が全編140分をワンカットで撮り上げ話題となった犯罪青春ドラマ。異国の地ドイツにやって来たばかりのスペイン娘が、地元の若者たちとの偶然の出会いをきっかけに思いも寄らぬ事件に巻き込まれていく一夜の悪夢をスリリングに描く。
allcinemaより引用
https://www.allcinema.net/cinema/355538
⚫︎ベルリン国際映画祭
最優秀芸術貢献賞など3賞を受賞。
⚫︎ドイツ映画賞で6冠
(作品賞、監督賞、主演女優賞、主演男優賞、撮影賞、作曲賞)
全編140分ワンカットの衝撃
たった一夜で、彼女の人生は一変する。
高1で初めてオールした日を思い出した。
知らないマンションの屋上に男女4人で上がって
ブランコもあったりしてすごく居心地良かった。
だからヴィクトリア達が屋上行った時、
懐かしくてテンション上がった!
これだーーー!!
きっとヴィクトリアにとっては非日常で
特別な出会いだったんだと思う。
クラブ、エレベーター、屋上、自転車の2人乗り、ピアノ、バックしてる車の中の緊張感、ヴィクトリアの心の動き。
ヴィクトリアを見守り続ける140分。
脚本わずか12ページ!
ハプニングも込みで一つの作品になってるのは
素直に凄い。
始まった瞬間から吸い込まれる。
常に同じ空間で1分1秒狂わない時間を共有する新感覚!!
だんだん朝になっていく空にやられながら
日常に戻っていくように静かに終わっていくので、夢でも見てたのかとクラクラしてしまいました。
賛否両論で
正直ストーリーもなんてことないけど
とってもドラマチックに描かれています。
いつか夜中の2時から明け方の4時まで
空が見えるところでヴィクトリアと一緒にベルリンの街を疾走したい。
夜明け前のベルリンの街を動き回って一発勝負で撮影しなければならず
役者たちの高揚感や極限の状況下で相乗効果が生まれて
フィクションと現実の垣根を超えた奇跡を創り出すことに成功していることにも感動します。
ワンカット撮影ならではのライブ感!