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子どもの体調不良で休む時、「すみません。」と謝るのをやめた日。
「すみません、休みます」「すみません、遅れます」「すみません、帰ります」一生分の「すみません」を使い切った気がします。謝ってばかりの毎日。周りに迷惑かけながら仕事している自分がしんどくなってしまいました。
わたしは、キャリアアップ思考が強く、新卒入社した時から、とにかく上を目指していました。エリアで最年少のマネージャーになったのは入社した1年後、23歳のときのこと。
とにかくキャリア街道まっしぐら。ところが、妊娠出産を経て、まさかのマミートラック。「産休・育休をキャリアのブランクにしたくない!」と育休中に国家資格まで取ったのに…
育休明けに転属、責任者から事務へ。わたしの自尊心はぼろぼろ。あげく子どもと自分の体調不良で相次ぐ遅刻・早退・欠勤。職場で「すみません。」と一生分謝っていたあの頃の話です。
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ある日、管理職の夫がこんなことを言いました。
「一緒に働くママさんに"子どもが熱出したので帰ります。すみません。"って言われるんだけど、あれ嫌なんだよね…」
「だってさ、子どもの体調不良は当たり前というか成長のひとつなわけでお母さんの責任じゃないよね。お母さん、悪くないじゃん。堂々と帰ればいんだよ。子どもの命以上に大切な仕事なんてないでしょ。というか、謝るのはお父さんがお母さんに、でしょ。」
わたしの夫はこういう人。わたしの夫は最高だ。
確かに、誰かに引き継がないといけない案件があるならまだしも、自分の中で仕事を調整できるのであれば、何に対して「すみません。」と言っているのでしょうか。
子どもを理由に遅刻・早退・欠勤をする時、申し訳なさそうにすることが、世間的に求められた、一種のマナーになっているのではないか。
これはやはりおかしいと思ったのです。誰かに迷惑をかけるから「すみません」と言っているのか、周りの目や体裁を気にして言っているのか…
後者なのであれば、わたしが"すみません"と謝り続けることで、今後、後輩たちが同じことをしないといけなくなるかもしれない。
だから、謝るのをやめよう!と決めました。(必要な時にはきちんと謝っていますので、婉曲して受け取らないでね)
子どもに「わたしのせいで、お母さんは職場で謝らないといけない」なんて絶対に思わせたくない。わたしは会社員である前に母である。堂々としていよう。
さいごに、大事なことを。
わたしは、無意味に謝らない代わりに、日頃からたくさんの「ありがとう」を職場では使うようにしています。
わたしのいないところで、わたしの気づかないところでサポートしてくれている人がいる、その想いはしっかり持って、日々、周りに伝えるようにしています。
そして今、時短勤務ですが、自分の仕事以外のサポートもスケジュールの許す限り行うようにしています。
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ちなみに、もひとつ。わたしの夫は、わたしがひとりで子どもを病院や予防接種に連れて行くと、必ず「今日は〇〇してくれてありがとう。」とメッセージをくれます。
夫がいつも子育ての当事者意識を持ってくれているので、わたしは夫にひとつの不満も持たず、むしろ感謝の気持ちで子育てをしています。