「やりたくない仕事」は3種類に分けられる
先日Xで書いた内容について、もう少し補足して解説してみます。
あなたの"やりたい仕事"は何ですか?
この質問にぐぬぬ…と思われた方、ご安心ください。もうひとつ質問します。
これまで経験した業務の中で、今後避けたい業務、"やりたくない仕事"は何ですか?
やりたい仕事探しって、簡単なことではないんですよね。一方で、やりたくない仕事は比較的思い浮かびやすいもの。
仕事選びにおいては、"やりたいこと"にスポットがあたりがちですが、実は"やりたくないこと"もとても大事なんです。
"やりたくないこと"を知っていると、「失敗しないキャリア選択ができる」わたしはそう考えています。"やりたくないこと"を避けることで、仕事の不安・不満発生を減らせるからです。
"やりたくない"はなぜ起こる?
やりたくない仕事は、2つに分けられます。さらにもう一段階、因数分解すると3種類になります。
✔️できないから、やりたくない。
→❶スキル不足
✔️できるけど、やりたくない。
→❷環境が合わない
→❸特性的に向いていない
あなたの"やりたくないこと"はどれですか。ひとつずつ見ていきましょう。
「スキルがないから、やりたくない」
その仕事をひとりで円滑に行うための技能や技術が不足しているケースです。人は、できないこと、うまくいかないと分かっていることに対しては、"やりたくない"と感じます。
逆に言えば、スキルがあがり、成功体験が増えていくと、"やりたくない"が"やりたい"に近づく可能性があります。
「周りの環境が悪いから、やりたくない」
「仕事として遂行はできるものの、ステークホルダーとそりが合わないからやりたくない」「がんばったところで評価してもらえない/報酬が低いから、やりたくない」
人間関係不破、制度や評価の不満など、環境的なアンマッチによってモチベーションが下がり、やりたくないと感じるこちらのケース。
こちらも、異動する、転職するなど、周りの環境や居場所が変われば、"やりたくない"が"やりたい"に変わる可能性があります。
「特性的に合わないから、やりたくない」
「慎重で保守的な性格なのに、テレアポで新規顧客獲得担当…やりたくない」「好奇心旺盛で野心家なのに、ルーティンワーク…やりたくない」
特性(先天的な性格的特徴)と仕事内容のアンマッチが発生しているこちらのケース。
特性は先天的な要因が強く、自分の意思で変えられるものではありません。つまり、こちらのケースでは"やりたくない"を"やりたい"に変えるのは難しく、その仕事は避けることをおすすめします。
避けるべきは"特性"に合わない仕事
それではまとめです。
"やりたくない仕事"を正しく分類して、失敗しないキャリア選択をしていきましょう。