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ふりかえる&つながる

起業支援に取り組む中小企業診断士の集まり『スタラボ』

今月は『スタラボ忘年会』と題して、お酒やお茶を飲みながら、参加メンバーによる、この1年の振り返りを共有しました。

他の診断士メンバーの活動は、刺激になりますね。
普段より参加者が少なかったぶん、いつも以上に密度の濃い時間になりました。

企画の狙い

普段のスタラボ定例会は、スピーカーをお呼びしての座談会が中心。

スピーカーの方にメインで話してもらいますので、参加者同士で話し合う機会がなかなかありませんでした。実は、これは運営者側のちょっとした悩み。

オンラインは、時間や場所の制約なく参加できるメリットはありますが、座談会前後の空いた時間がない。リアルと違って、開始前や休憩時に「あ、どうも、はじめまして・・」みたいな名刺交換がしにくいものです。

せっかく共通の「起業」というテーマを持ちながら、参加者同士が気軽に話し合う場がないのは「もったいないなぁ」と思っていました。

そんな思いから、参加者全員が振り返りをしながら「つながりがもてたら」という企画でした。

お題は「ふりかえる」

振り返りのテーマは、自身の『今年の活動・来年の活動』

ざっくりとしたテーマですが、テーマを絞りすぎるよりも自身の好きなことを話しやすいかな、と。

「ふりかえる」という言葉は、ときに「過去を振り返っても」とネガティブにとらえられることも・・。ですが、過去の行動を見つめ直すことは(必要なら軌道修正して)結果的に、より良い行動につながることが多い気がします。

そんな思いを持ちながら、今年の仕事や診断士活動を振り返り、来年の活動を語りました。

みなさんの話題によく出ていたキーワードは「デジタル化」「SDGs」「補助金」「地域」「SNS(You tube)」など。共通するフレーズも多かった気がします。

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特に最近の「SDGs・グリーン化」「デジタル化」の2つの潮流は、中小企業や創業者の支援でも、今後は外せないテーマになるのでは、という声が多くありました。

例えば「SDGs・グリーン化」の話題は
・「うちの会社にはまだ早いよ」という中小企業者がいても、無関心でいれば、いつの間にかサプライチェーンから外されてしまうリスクがある。
・いきなり「SDGsに取り組む」といっても、なかなか自分ごと化できない。その会社の経営理念やビジョンと絡めて、導入を支援していくほうが理解が得られやすい
などなど、もっと時間を使って議論したい話題が多くありました。

ゆるいつながり

今回の「ゆるいつながり」企画は、社会学でいう「弱い紐帯の強さ」が実践できたら、という思いでした。

この理論では、価値ある情報の伝達やイノベーションの伝播は、強いつながりよりも「ちょっとした知り合いのような弱いネットワーク(弱い紐帯)が大切」というもの。

スタラボ内でも、何かのプロジェクトで「あの人に声をかけてみようか」といった関係ができたら、うれしいですね。そのためにも、参加者同士で、それぞれの関心や持ち味を理解するのが最初の一歩。

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今回は、各自の発表は「5分」という、短い持ち時間でしたが、その後のフリータイムも含めて、お互いに活動のフィールドを知る機会になったのでは、と思います。

来年もどうぞよろしくお願いします。